バセドウ病について

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バセドウ病

甲状腺異常

咽喉(のど)が大きく腫れる病気に甲状腺異常があります。
甲状腺は蝶の形をして、首ののど仏の下にあり、そこから出るホルモンは全身の新陳代謝を活発にして、心身の活動を保つのにとても大切なホルモンです。

このホルモンに異常を起こす病気があります。
甲状腺機能が亢進する病気で、その原因で最も多いのが「バセドウ病」、逆に、甲状腺機能が低下する病気に「橋本病」があります。

どちらの症状も、のどが腫れるのが特徴で、自己免疫疾患と呼ばれます。
免疫力が低下することで自己(味方)と非自己(敵)の見分けができなくなり、自己である自分の組織や細胞を攻撃する自己抗体を作ってしまう病気です。

「バセドウ病」は20~40代の女性に多く、のどの腫れは軟らかいのが特徴です。
甲状腺は普通は15g程度ですが、30~100gにまで大きくなります。

「橋本病」は中年女性に多く見られます。
のどの腫れはゴツゴツとして硬く、左右が均等でないのが特徴です。

バセドウ病について

「バセドウ病」では甲状腺機能が亢進して、ホルモンが過剰に分泌されると、新陳代謝が活発になり過ぎて、体は常に運動している状態です。

激しい動悸・息切れがあり、イライラしてよく汗をかき、手が震えます。体重が減り、暑さに弱くなります。
高血圧・心不全・骨粗鬆症を併発します。

病気の原因は甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体を刺激する自己抗体を作ってしまうことに依ります。

西洋医学の検査ではこの抗体が陽性となり、そしてTSHは低く、血中の甲状腺ホルモン(T3・T4)は高くなります。

西洋治療では甲状腺ホルモンを作るのを抑える薬が使用されます。
さらには甲状腺ホルモンを作る細胞を徐々に減らすアイソトープ治療と、それでも治らない時は手術が行われます。

さて、漢方では「バセドウ病」の病態を「陰虚」と「熱証型の瘀血」と捉えます。

「陰虚」と「熱証型の瘀血」

「バセドウ病」は車に例えていえば、いつもスピードオーバーでガソリンを浪費し、エンジンは焼け、熱をもち、ちょうどオーバーヒートの状態といえます。

体は熱く、よく汗をかき、脱水状態で栄養は消耗されるので、体はやせていきます。
この状態を漢方では陰虚(血虚+熱)というのです。

また、バセドウ病は自己免疫疾患ですのでその原因は血流障害、瘀血と捉えます。

陰虚と、熱証型の瘀血。
漢方ではこの2つを根本原因として、体の内から治療、体質改善していきます。

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