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口内炎が辛い時には漢方がおすすめ!何の漢方が効く?

口内炎の漢方

一度できてしまうと気になってしまう辛い「口内炎」。
「なかなか治りが悪いな…」と感じる場合、どうすれば良いのでしょうか?
今回は口内炎ができる原因や治す方法、効果的な漢方の種類についてご紹介していきます。

口内炎はなぜできる?

口内炎は一般的に、ビタミン不足・ストレス・疲れ・ウイルス感染・外部からの刺激によってできると考えられています。
しかし漢方では、「熱邪(ねつじゃ)」と言う熱が原因であるとされています。
過剰な熱が口の粘膜に溜まってしまうことにより炎症を引き起こし、結果、口内炎ができてしまうという流れになります。

口内炎を治すには?

症状が軽めの口内炎の場合、食生活・睡眠といった生活習慣を改善するだけで症状が緩和されていくことがあります。
口内炎になった場合、体からのサインと考えて早めに休養を取り、体の免疫力を回復させるようにすることが重要です。
また口内炎を早く治すため、口の中をできる限り清潔に保っておくということも大切です。
また胃腸の弱りが原因である場合も考えられるため、消化の良い物を食べるようにしましょう。
その際、胃腸の負担を少しでも減らすため、しっかりと噛んで食べるということを意識してみてください。
ただ「口内炎が一向に治らない」「口内炎が何度もできてしまう」という場合、また別の病気が原因であることも考えられるため、病院を受診することをおすすめします。

口内炎に効果的な漢方薬

辛い口内炎は漢方によって改善することもできます
効果的な漢方を2つご紹介します。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

漢方では、口内炎ができるのは熱が溜まっていることが原因だと考えられています。
辛いもの・脂っこいもの・甘いものをたくさん摂取し過ぎてしまうと、体内に余分な熱が生じてしまい、熱が溜まってしまうのです。
このような熱は炎症を引き起こす原因となり、口内炎のほかにも鼻血や皮膚炎という症状に悩まされることがあります。
漢方の「黄連解毒湯」は、胃炎の炎症・鼻血・高血圧・皮膚の痒みなどの症状を抑える働きがあり、体を冷やすことで溜まった熱を取り除き、炎症を抑え、口内炎を改善させる効果もあります。
上記の症状のほかにも、不眠症・神経症・二日酔い・血の道症・めまい・動悸・更年期障害・湿疹・皮膚炎といった症状にも「黄連解毒湯」は効果的です。

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

口から食べ物・飲み物が入っても消化と吸収がきちんと行われなければ、体をしっかりと動かすことはできません。
動かす力が無ければ、消化・吸収する力も無くなるという悪い循環が起きてしまいます。
漢方において、この動かす力の源は「気」の部分にあたるのですが、この「気」は大きな圧がかかってしまうと停滞してしまうと考えられており、ストレスもその「気」にかかってしまう圧力の一つなのです。
「半夏瀉心湯」は、取り込んだ食べ物・飲み物を運ぶ流れを「気」がサポートするという作用があります。
生薬が胃腸の活動を総合的に助けるため、口内炎のほかにもさまざまな症状を改善させることができるのです。
ほかの症状としては、急性胃腸炎・慢性胃腸炎・下痢・軟便・消化不良・胃下垂・神経性胃炎・胃弱・二日酔い・胸やけといった症状にも「半夏瀉心湯」は効果的です。

おわりに

今回は口内炎ができる原因や治す方法、効果的な漢方の種類についてご紹介しました。
口内炎はストレスやビタミン不足などが主な原因として考えられていますが、漢方においては口内に余分な熱が溜まっていることが原因だとされています。
また「早く口内炎を治したい」という際には、ぜひご紹介した2つの漢方の服用を試してみてください。


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