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目の疲れ・かすみを感じた時に服用すると良い漢方は?

目が疲れている女性

目の疲れ・かすみは年齢問わず、誰でも起きやすい症状です。
そんな目の症状には漢方薬が効果的であることをご存知でしょうか?
今回は目のかすみが起きる原因やその仕組み、目の疲れ・かすみに効果的な漢方の種類をご紹介していきます。

「目のかすみ」が起きる原因とは?

充分に栄養・休息を取らず目を使い続けていると、一時的に目のピントを調節する機能が落ち、視界にかすみが生じるということがあります。
また、老化によっても目のピント機能が落ち、かすみが生じることがあります。
そのほか病気として疑われる場合もあり、ドライアイ・白内障・緑内障・ぶどう膜炎といった病名が挙げられます。
このような病気が疑われる場合は、病院を受診するようにしましょう。

目のかすみが起きる仕組みについて

基本的にはパソコン・スマートフォンなどの画面を長時間見ていると、目の中の水晶体の伸縮でピントを合わせる「毛様体筋」の筋肉が緊張し続けた状態になり、ピント調節機能が低下し、視界がかすむということにつながります。
老眼が原因となっている場合は、年齢を重ねることで水晶体は少しずつ固まっていくのですが、この水晶体の弾力性や水晶体の厚みを変える「毛様体筋」の動きが低くなることによってかすみが生じたり、目が疲れやすくなったりすることもあります。

目の疲れ・かすみには「目薬」「ビタミン剤」を

一般的に目の疲れ・目のかすみといった症状が出た際には、「目薬」「ビタミン剤」などが効果的だとされています。

目薬

目の疲れ・かすみに加え、目のかゆみといった症状にも効果があり、症状を緩和させます。
まぶた裏の眼球表面に部分にある、袋状の結膜に用いられる外用薬になります。

ビタミン剤

ビタミン剤は新陳代謝を高めたり神経伝達物質を調整したりすることで、目の筋肉・神経の疲労を和らげていきます。
ビタミン剤の成分としては「ビタミンB12(シアノコバラミン)」「ビタミンB1(チアミン)」、「ビタミンB6(ピリドキシン)」などが挙げられます。

目の疲れ・かすみには漢方もおすすめ!

「目薬」「ビタミン剤」が目の疲れ・かすみに良いのですが、そのほか漢方の服用も効果があると言われています。
目の疲れ・かすみに効果的な漢方薬は「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」というもの。
この「杞菊地黄丸」は、主に体の機能・活力を活性化させる生薬をベースに作られており、体の中から目の働きを治していきます。
目の疲れ・かすみ目のほかにも、「視力の低下・めまい・頭が重い・むくみ・頻尿・排尿しにくい」といった症状にも効果的だとされています。
漢方の考え方を元にすると、「杞菊地黄丸」は腎の働きが落ちている状態を改善する「補腎薬」の役割を果たします。
そんな腎の働きを上手くカバーするため、「頻尿」や「排尿しにくい」といった症状にも効果があるのです。

「八味地黄丸」の漢方との違いは?

上記の「頻尿」「排尿しにくい」といった症状に効果的な漢方としては「杞菊地黄丸」のほかに、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」があります。
この2つの漢方の違いとして、主に体の冷えを感じやすい人には「八味地黄丸」、それとは逆にのぼせなどの「ほてり」の症状が出やすい人には「杞菊地黄丸」が適していると言われています。

おわりに

今回は目のかすみが起きる原因やその仕組み、目の疲れ・かすみに効果的な漢方の種類をご紹介しました。
目の疲れ・かすみは目の筋肉が緊張した状態が続くことによって生じる症状です。
少しでも違和感があれば早めに対処するのが良いですが、その際には「漢方」という治療法もあるということを覚えておくと良いでしょう。


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