胃がんは、漬物や干物など塩分の摂りすぎ、
喫煙、ピロリ菌、加齢が原因だと言われています。
その中でも、最近ではピロリ菌による影響が
重要視されていて、胃がん患者の90%が
ピロリ菌に感染しています。
ピロリ菌感染者は高齢者ほど多いのですが
どうしてでしょうか?
60歳以上の日本人の約70%がピロリ菌に
感染していますが、それは衛生環境が悪かった
時代に生まれたことと関係しています。
乳児期に菌に汚染された食べ物や水を介して
経口感染したと言われています。
最近では、ごくまれに5歳未満の乳幼児に
口移しにより感染するケースが見られます。
しかし、ピロリ菌に感染しているからといって
皆が胃がんを発症するわけではなく、
胃がんを発症するのはごく一部の人です。
ピロリ菌は胃の粘膜を損傷し、胃炎や胃潰瘍を
起こします。その状態が続くと細胞が傷つき、
萎縮性胃炎(慢性胃炎)や腸上皮化生
(胃粘膜が腸の細胞に変化する)となり、
胃がんの原因となります。
また、ストレスや食生活の不摂生で胃粘膜が
弱っているところに、ピロリ菌に感染していると
慢性胃炎から胃がんへと発展する可能性があります。
がんでは自分の内なる免疫力を高めておくことも
大切です。免疫力を高める漢方薬が報告されて
います。お気軽にご相談下さいませ。
次回は胃がん予防に気を付けたいことをお話します。
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