前立腺がんは進行が遅いので、早期発見での生存率、
治癒率が高いがんです。
そこで、早期発見の鍵となるのがPSA検査です。
PSAは前立腺から精液中に分泌されるタンパク分解酵素です。
前立腺炎、前立腺肥大症や前立腺がんになると、
前立腺の組織が壊され、PSAが血中に大量に逸脱するので、
血液中のPSA値を調べ、高いほど前立腺がんの可能性や
進行度合いが高くなります。
PSAの基準値は4.0ng/ml以下です。
4.1~10.0ng/mlはグレーゾーンで、前立腺がんなのか
他の前立腺の病気なのか分からない状態です。
10.1~20.1ng/mlは前立腺がんが疑われ、
20.1ng/ml以上で前立腺がんの場合、
かなり広がっている可能性があると判断されます。
PSA検査は50歳以上の男性に勧められています。
しかし、父親や兄弟などで前立腺がんにかかった家族が
いる場合は、前立腺がんになるリスクが高くなるので、
40歳からのPSA検査が勧められています。
がんになると、がんそのものの治療にばかり
目が向けられがちですが、治療に伴う苦痛を和らげることも
また大切です。漢方薬をお役立て下さい。
お気軽にご相談下さいませ。
次回は前立腺がんの診断方法と治療についてお話します。
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