半夏厚朴湯は、
半夏(はんげ)カラスビシャクの球茎
厚朴(こうぼく)ホオノキの樹皮
茯苓(ぶくりょう)マツホドの菌核
生姜(しょうきょう)生姜の根茎
蘇葉(そよう)紫蘇の葉
の5つの生薬からなる処方です。
各生薬の働きは1つではありませんが、
精神的要因により、食道・噴門部の痙攣で起こる
咽中炙臠に特に効果的な作用を言いますと、
半夏、厚朴、茯苓、蘇葉には不安感や緊張感、
イライラを和らげる作用や、抑うつ作用があり、
精神的ストレスを軽減します。
また、厚朴には食道・噴門部の痙攣を治す作用もあります。
これらの生薬の相互作用で、のどの違和感、異物感、
つかえ感、圧迫感、灼熱感などの症状を取ります。
また、半夏厚朴湯だけで効果の弱い場合は、
下記の処方を症状、体質に合わせ、半夏厚朴湯に
合方いたします。
小柴胡湯、大柴胡湯、四逆散、
加味逍遥散、茯苓飲、佳枝加芍薬湯など
漢方薬は西洋医学で原因がはっきり分からない
不定愁訴に効果的です。お気軽にご相談下さいませ。
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