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西洋医学での不妊症の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

認められている原因を女性側と男性側に分けてご紹介します。(・は代表例)

また西洋医学での不妊症の原因を改善するのに漢方薬が有効な場合が多くありますので、まずはお気軽にご相談下さいませ。

 

女性側の原因

①内分泌・排卵因子

・ストレス 

・ダイエット 

・肥満

・高プロラクチン血症

乳汁を分泌させるホルモンであるプロラクチンが過剰に分泌される状態です。

・多嚢胞性卵巣症候群

超音波検査にて卵巣内に小卵胞が多数(少なくても卵巣片方で10個以上)でき、主席卵胞が育たない状態です。 男性ホルモンの分泌亢進が影響していると考えられており排卵を障害する原因となります。

・早発卵巣不全

卵巣機能の低下により40歳未満の女性が閉経期の状態となり、無排卵・無月経が4~6ヶ月の間続く状態です。

・内分泌・代謝疾患

脳の中にある視床下部と下垂体の働きで卵巣から妊娠に必要なエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが分泌されています。 排卵は大量に放出されたエストロゲンが引き金となり起こります。 内分泌・代謝疾患とは視床下部―下垂体―卵巣系の内分泌器官による異常をいいます。

 

②卵管因子

卵管は精子の通過経路となる、卵子の取り込みを行う、受精・卵割の場となる、受精卵の輸送を行うといった役割を果たしています。

・卵管閉塞、狭窄

淋菌やクラミジアなど細菌に感染すると卵管に炎症が起き、卵管の狭窄や閉塞が起こります。

・卵管周囲癒着

腹膜炎、子宮内膜症、手術などにより、卵管周囲と腹膜や他臓器との癒着が生じると卵子の取り込みがうまく行えなくなります。

・卵管留水症

細菌の感染により卵管の先端が閉塞すると卵管内に分泌液が貯留し、卵管が拡張します。

 

③子宮因子

卵子と精子が出会い、受精卵となって子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。

・子宮奇形・子宮発育不全

・子宮筋腫

30~40歳代の女性に好発します。子宮内膜の外側を取り囲む筋層に良性の腫瘍が発生し、子宮内膜に影響を及ぼし着床を阻害することがあります。

・子宮内膜炎

細菌に感染し子宮内膜に炎症が起こり不妊の原因になります。

・子宮内膜ポリープ

子宮内膜がきのこ状に発生した「いぼ」のようなもので、着床障害の原因になります。

・アッシャーマン症候群

子宮内膜掻爬、分娩時操作、子宮鏡手術などによる外傷が原因で子宮内腔に癒着をきたし、着床が妨げられます。

 

④子宮頸管因子

子宮頸管には頸管粘液が分泌され、普段は粘稠性が高く、酸性に保たれ、子宮を細菌感染から防いでいますが、排卵前期にのみ頸管粘液は水性、透明、アルカリ性となり、子宮への精子の運動性を促し受精を助けます。

・頸管炎

頸管の炎症により粘液の性状が悪化し、精子の遡上が妨げられます。

・頸管粘液産生不全

 

⑤免疫因子

・抗精子抗体

抗精子抗体は一部の男性や女性に見られます。 女性では体内に入ってきた精子を外敵だと認識し、抗精子抗体を作ってやっつけようとします。 抗精子抗体は精子と結合し、受精能力や運動を妨げ、不妊の原因となります。

 

⑥その他

・子宮内膜症

子宮内膜は妊娠が成立しないと剥離し月経となって排出されます。 子宮内膜症とは何らかの原因により、子宮内膜組織が卵巣や骨盤の腹膜など子宮内腔以外に生じる疾患です。 卵巣にできるものをチョコレート嚢胞といい卵胞の発育を障害することもあります。

・黄体機能不全

卵胞は排卵後、黄体とよばれるものに変化し、プロゲステロンとエストロゲンを分泌します。プロゲステロンは子宮内膜を厚くし、着床、妊娠の準備を整えます。 黄体機能不全とはプロゲステロンの分泌不全(血中プロゲステロン値10ng/ml未満)により、基礎体温の高温相が10日以内、低温相から高温相への移行に3日以上を要する、低温相と高温相の差が0.3℃以内、高温相に陥落などがみられるものをいい、着床が妨げられます。

・膣因子

処女膜閉鎖、膣閉鎖、膣欠損などがあります。

 

男性側の原因

射精された精液検査では、乏精子症(精子数が少ない)、精子無力症(精子数は正常だが運動率が悪い)、無精子症(精液中に精子が全く認められない)、奇形精子症(精子の形態に異常がある)に分けられます。

①造精機能障害

精巣の機能に問題があり、精子が産生されにくく、男性不妊の80~90%を占めます。

・精索静脈瘤

血流が悪くなり、陰嚢の静脈に血液がうっ滞してできる精索静脈瘤は、精子数や精子の運動率に影響を与えます。

・停留精巣

陰嚢の中に精巣が存在しない状態です。

・染色体異常

代表的なものに精巣の萎縮が見られるクラインフェルター症候群があります。

 

②精路通過障害

精巣から尿道までの精子の通り道である精路が狭窄や閉塞により、精子が通れない状態です。

・精巣上体炎

・精管炎

細菌感染などで精巣上体や精管に炎症が起こると、精路の狭窄や閉鎖につながります。

 

③副性器障害

精巣以外の副性器に炎症が起こると、精子の運動率や精子の形態に影響を与えます。

・前立腺炎

前立腺は、クルミ大の生殖器官で膀胱の真下にあり、精液の成分である前立腺液を分泌し、排尿や射精を調節しています。

・精嚢炎

精嚢は、前立腺の後ろに一対ある長さ5cmほどの袋状の器官で、精嚢液を分泌し、射精のとき精子と混ぜ合わせ精液をつくります。

 

④性機能障害

・性交障害

精巣から分泌される男性ホルモンの低下によって性交回数が減り、不妊となる場合もあります。 また、勃起障害(ED)の多くは精神的なものが原因だと考えられています。

・射精障害

勃起が起きても正常な射精ができない場合で、早漏、遅漏、膣内射精障害などが含まれます。

 

⑤免疫因子

・抗精子抗体

抗精子抗体は一部の男性や女性に見られます。 男性では精管閉鎖などで精子が精管外に進出し、それが外敵として認識された結果、外敵をやっつけようと抗精子抗体が作られます。 抗精子抗体は精子の運動を妨げ、不妊の原因となります。

 

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