- にきび、吹出物について
- 尋常性ざ瘡や面疱といいます。にきびのできやすい人には次のようなタイプがあります。
- タイプ1
- 小児期から中耳炎、鼻炎、蓄膿症、扁桃腺などにかかりやすい人がにきびにもなりやすいといわれています。通常毛穴(毛のう)に炎症を起こして膿疱を形成します。膿疱の発赤、充血、熱感の強いタイプもあります。
- タイプ2
- 思春期の男・女性ホルモンのバランスがくずれ、皮脂の分泌異常によりにきびができます。にきび桿菌により毛包が角化し、皮脂の排出障害が起きます。
- タイプ3
- 月経前1週間くらいになるとにきび(丘疹)が大きく増悪してきます。滲出傾向がありみずみずしいにきびのことが多いです。
- タイプ4
- にきびの後に瘢痕を残すタイプがあります。
- タイプ5
- にきびは小さく、発赤、充血、化膿などの炎症もあまりなく、大きく悪くならないけれどいつまでも治らないにきびがあります。
このようなにきびは虚弱で、手足が冷たく冷え症で顔色の赤みの乏しい人にできやすいです。
- 漢方薬
- にきびのタイプや症状に合わせて漢方薬を選びます。
- 荊芥連連翅湯
- 十味敗毒湯
- 黄連解毒湯
- 加味逍遙散
- 通導散
- 桂枝茯苓丸
- 当帰芍薬散
- 排膿散及湯