咽喉(のど)が大きく腫れる病気に甲状腺異常があります。
甲状腺は蝶の形をして、首ののど仏の下にあり、そこから出るホルモンは全身の新陳代謝を活発にして、心身の活動を保つのにとても大切なホルモンです。
このホルモンに異常を起こす病気があります。
甲状腺機能が亢進する病気で、その原因で最も多いのが「バセドウ病」、逆に、甲状腺機能が低下する病気に「橋本病」があります。
どちらの症状も、のどが腫れるのが特徴で、自己免疫疾患と呼ばれます。
免疫力が低下することで自己(味方)と非自己(敵)の見分けができなくなり、自己である自分の組織や細胞を攻撃する自己抗体を作ってしまう病気です。
「バセドウ病」は20~40代の女性に多く、のどの腫れは軟らかいのが特徴です。
甲状腺は普通は15g程度ですが、30~100gにまで大きくなります。
「橋本病」は中年女性に多く見られます。
のどの腫れはゴツゴツとして硬く、左右が均等でないのが特徴です。
バセドウ病も橋本病も漢方では大変得意とする病気です。
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次回は「バセドウ病」について詳しくお話します。
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