「橋本病」では甲状腺機能が低下して、ホルモンが
不足して新陳代謝が低下すると、活力が落ち
無気力になります。
疲労、だるさ、うつ状態で低体温となり、
寒さに弱くなります。
特に顔がむくみやすく、体重が増加します。
また、生理不順となり、無排卵や経血量が増えたりします。
西洋医学の検査では自己免疫疾患の特徴である、
甲状腺ミクロソームやサイログロブリンに対する
自己抗体を作ります。
そしてTSHは上昇して、甲状腺ホルモン(T3、特にT4)は
低下します。
橋本病と診断されても、その時点で9割の方には
ホルモンの低下は見られませんが、
将来に低下する可能性が高い病気です。
西洋治療では不足した甲状腺ホルモンを
薬で補う方法が中心となります。
また、日ごろの生活では「ヨード」を、
昆布やひじきなど海藻を控えるようにします。
さて、漢方では「橋本病」の病態を
「陽虚」と「寒証型の瘀血」と捉えます。
その内容は次回にお話します。
バセドウ病も橋本病も漢方では大変得意とする病気です。
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