女性の体は約一ケ月ごとに
妊娠するための準備をしています。
生理が始まって、次の生理までを1周期と数えます。
1周期は月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の
4期に分けられます。
月経期~排卵期の間はエストロゲンと呼ばれる
女性ホルモンの分泌が盛んになり、1個の卵胞を成熟させ、
卵子を排卵できるまでに育てます。
黄体期はプロゲステロンと呼ばれる
女性ホルモンの分泌が盛んになり、子宮内膜をやわらかく
フカフカにして、受精卵が着床・発育しやすい環境を整えます。
月経前症候群が現れる月経前の3~10日は、
プロゲステロンの分泌が盛んな時期です。
プロゲステロンは子宮内膜をフカフカにするために、
体に塩分や水分を貯めようとするので、
むくみや乳房の脹れ、めまいなどが起こりやすくなります。
また、この時期はホルモンのバランスが崩れやすく、
イライラや不安感が起こりやすくなります。
このように女性の体はホルモンの影響を受けやすく、
またそうであるからこそ、女性には胎児をはぐくみ、
出産することができるのです。
1ヶ月の内に起こる心身の変化と
上手に付き合っていくことが大切です。
漢方薬はバランスの崩れた体を正し、
私達の生活をサポートしてくれます。
次回は瘀血のお話です。
月経前症候群には漢方薬がたいへん良く効きます。
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