摂取量が不足して血液中のカルシウム不足が続くと、
副甲状腺ホルモンの働きで、骨を溶かして
カルシウムを補おうとします。
この状態が続くと、血液中のカルシウム量が増え過ぎ、
カルシウムパラドックスが起こります。
カルシウムパラドックスとは、大量に溶かされた
カルシウムが血液中にあふれ、細胞内に大量に入り込み、
細胞の働きを狂わせます。
カルシウム摂取が不足することで様々な病気が起こります。
①骨粗鬆症
カルシウムが骨から血液中へと出ていきますので、
骨はスカスカになり骨折しやすくなります。
②動脈硬化、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞
血液中のカルシウムが増え、血管壁に沈着し
血管が細く硬くなります。そのため、心臓が強く
押し出さなければ血液が全身にめぐらなくなり、
高血圧となります。
また、動脈が細く硬くなることにより、
心筋梗塞や脳梗塞は起こりやすくなります。
③カルシウム結石
尿路結石では、腎臓~尿道までの尿の通り道に
結石が詰まります。尿路結石のほとんどは
シュウ酸とカルシウムの結晶が集まってできたものです。
④糖尿病
膵臓のβ細胞にカルシウムが入ることにより
インスリンが分泌されます。
カルシウム不足になるとインスリンの分泌が低下し、
血糖値が高いままになります。
以上はほんの一例ですが、カルシウム不足は神経や脳、
免疫機能においても悪影響を及ぼします。
成人の1日に必要なカルシウム摂取量は600mg/dayです。
多めに摂っても余分なカルシウムは尿として排泄されます。
加美漢方では、質の良いカルシウムを扱っております。
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