<梅雨時期に多い膀胱炎>
梅雨時期は高温多湿なため、疲れやすく
膀胱炎を繰り返す方も多いです。
頻尿、残尿感、排尿時の痛み、尿の混濁
これらが膀胱炎の主な症状です。
膀胱炎の原因となる細菌は、大腸菌によるものが
ほとんどで、多くが自分の大便に含まれている細菌が
尿道口から膀胱に入って感染を起こします。
女性が男性より膀胱炎になりやすい理由は
体のつくりの違いによります。
一つ目は、尿道口と肛門との距離に関係があります。
女性の場合はこの距離が短いため、排便後や
性交渉時に感染しやすいのです。
二つ目は、尿道の長さです。
男性の尿道の長さは20㎝と長いのに比べ、
女性は4~5㎝程度しかありません。そのため
細菌が膀胱に入り込みやすい構造になっています。
膀胱炎にならないように以下のことに気を付けて下さい。
・排便後は前から後ろに拭き、排尿後は押さえるように
拭きます。(尿道口への細菌感染を防ぎます。)
・尿意を我慢しない
(尿が溜まった膀胱は細菌に対する免疫を下げます。)
・便秘をしない
(肛門近くまで便が溜まるので細菌感染を招きます。)
・尿道口付近をいつも清潔に
(生理用品はこまめに換えます。)
次回は漢方薬についてのお話です。
膀胱炎には漢方薬がたいへん良く効きます。
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