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漢方薬

むくみに効果のある漢方薬

顔や足のむくみに悩まされる人は多いのではないでしょうか。漢方では、むくみは体の水の巡りの悪さからなると考えます。つまり、体の水の巡りをよくするには、漢方薬が役立ちます。体質・症状ごとに、むくみにおすすめの漢方薬を紹介しましょう。

むくみが気になるぽっちゃり女性

むくみ全般

あまり体質によらず、むくみ全般によい薬です。

五苓散(ごれいさん)

体の水分代謝をよくするのによいです。胃腸の中や細胞外の水分(むくみ)を吸収し、余計なものは尿として出します。二日酔い頭痛や低気圧頭痛も脳のむくみからなるものなので、そちらにも使われる場合が多いです。

体力がない

体力がない人向けの水抜き漢方薬を使います。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

汗かきで体力がなく太り気味な人の、体の水を抜く漢方薬です。関節に水がたまるタイプの関節痛やダイエットにもよく使われます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

貧血気味でむくみがちな人に、血と体力を補いつつ余計な水を抜く漢方薬です。冷え性や生理痛にもよく使われます。

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

胃腸が弱く体に水がたまっている人の、めまいによく使う漢方薬です。胃腸にたまった水を吸収しつつ、胃を動かします。消化吸収力を高めたり体力を補ったりする作用もあります。

冷え

冷えはむくみを生むもとになります。体を温めつつ水を抜く漢方薬を使います。

真武湯(しんぶとう)

体の中心を強力に温めつつ、余計な水を抜く薬です。むくみ・めまい・冷えによく使われます。

苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)

下半身が水に浸かったように冷えている人のむくみ・めまいによく使う薬です。下半身を温めつつ水を抜きます。

関節の痛み

関節に水が溜まって痛むタイプの関節痛にも、水の巡りをよくする漢方薬を使います。

薏苡仁湯(よくいにんとう)

関節リウマチによく使う薬です。体の巡りが悪く、水の巡りにも問題が出ている人に向いています。気血の巡りをよくしつつ余計な水を尿として出す漢方薬です。炎症を抑える作用もあります。

越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)

リウマチや炎症によく使う漢方薬です。体の炎症を抑えて上半身のむくみを取り、余計な水を尿として出します。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

体力がなく、太りがちな人の関節にたまった水を出します。

体力がある

体力がある人で水の巡りが悪い場合、水以外にも余計なものがたまっていることが多いです。デトックスによい漢方薬を使います。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

がっしりした体つきで便秘がちな人によく使う薬です。便と尿を出させ、食べ過ぎによってできた体の熱を冷まします。ダイエットにもよく使われますが、体力のない人には向いていません。逆に体調を崩す可能性があります。

胃もたれ

胃腸に余計な水が溜まって、むくみとともに胃もたれや下痢が起こる場合があります。消化器官の水分吸収をよくして対処します。

茯苓飲(ぶくりょういん)

胃に水がたまって、吐き気や食欲不振がある場合に使う薬です。胃の水を吸収して吐き気やつかえを解消します。つわりで胃に水がたまるケースもあるため、つわりにもよく使います。

六君子湯(りっくんしとう)

胃腸の消化吸収力をよくする四君子湯(しくんしとう)に、胃腸を動かし水分吸収をよくする生薬を組み合わせた漢方薬です。食欲不振・胃もたれ・逆流性食道炎によく使います。

藿香正気散(かっこうしょうきさん)

胃に水がたまって消化不良を起こし、吐き気や下痢が出ている場合に使う漢方薬です。胃腸を温めて水分吸収力を高め、胃腸の動きもよくします。夏に冷たいもののとりすぎで胃腸を痛めた場合によく使います。

胃苓湯(いれいとう)

お酒を飲みすぎて、胃を冷やし消化不良が起こっている場合によく使う漢方薬です。五苓散と、胃の動きをよくする平胃散(へいいさん)という漢方薬を合わせた薬なので、胃に溜まった余計な水分を吸収しつつ、胃の動きをよくします。

尿が出にくい

むくみとともに尿の出にくさがある場合は、尿に関わる腎の問題と考えます。腎を補う漢方薬を使います。

八味丸(はちみがん)

腎を補う生薬に、水を抜く生薬や体を温め巡りをよくする生薬を足したものです。尿トラブルや前立腺肥大症によく使います。

六味丸(ろくみがん)

腎を補う生薬に、水を抜く生薬などを足したものです。老化防止や発育不良によく使います。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

八味丸に、尿を出しやすくする生薬と下半身を強くする生薬を足したものです。やはり尿トラブルや前立腺肥大によく使われます。

むくみにはいろいろな原因がある

むくみには、単純な水の巡りの悪さ、胃腸の弱さ、体の冷えなど、さまざまな原因があります。原因別に漢方薬を使い分けるのが必要です。 多くの漢方薬をご紹介しましたが、お一人お一人の体質、症状によってお合わせする漢方薬は違ってきます。体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。


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