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女性の不妊治療によく使う漢方薬。大阪の加美漢方薬局が解説

女性の不妊治療によく使う漢方薬。大阪の加美漢方薬局が解説

不妊治療には漢方薬をよく使いますが、男女で使う漢方薬は異なります。女性の場合、血を補うこと・体重管理・子宮を整えることに重点を置きます。
しかし、老化に関する漢方薬については、男性の老化の漢方薬と大きく違いません。大阪の加美漢方薬局が、女性の不妊治療の漢方薬を紹介します。

血を補う漢方薬

以下が血を補う漢方薬の代表です。

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 帰脾湯(きひとう)
  • 四物湯(しもつとう)
  • 芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
  • 婦人宝(ふじんほう)
  • 八珍湯(はっちんとう)
  • 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
  • 人参養栄湯(にんじんようえいとう)

漢方では、女性は血を補うことが大事とされています。生理・妊娠・出産で血を失うからです。漢方の『血が足りない』は鉄欠乏性貧血だけ指すのではなく、血液が含む栄養・ホルモンなどの不足も指します。低血圧も血の総量が足りないとみなします。

当帰芍薬散は着床を促す作用が確認されていてします。また、芎帰膠艾湯も漢方で安胎作用(胎児を子宮に安定させる作用)があるとされる薬です。

ただ、当帰芍薬散と帰脾湯以外はどれも胃腸に負担がかかります。胃腸が弱い人は、後述の痩せ過ぎ不妊に使う漢方薬で胃腸を整える方が優先となります。また、人参養栄湯は妊婦に良くない生薬を含むため、着床後は使うべきはありません。

卵子の老化に対処する漢方薬

腎精(老化によって減る精力)を補う漢方薬を使います。以下が代表的な漢方薬です。

  • 六味丸(ろくみがん)
  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)
  • 参馬補腎丸(じんばほじんがん)
  • 海馬補腎丸(海馬補腎丸)
  • 亀鹿二仙丸(きろくにせんがん)
  • 二至丹(にしたん)

参馬補腎丸・海馬補腎丸・亀鹿二仙丸は動物性生薬が入っているので老化への作用が強いです。
八味地黄丸は、以下を増やすことが確認されています。
・発育卵胞数
・採卵時の卵子回収数
・授精卵数
・初期胚到達数

ただし、六味丸・八味地黄丸は妊婦に良くない生薬を含むため、着床後飲むのは良くありません。そのため、排卵まで使ってその後別の薬に切り替える使い方が多いです。海馬補腎丸も桃仁(とうにん、生理や早産を促す)を含むため、八味地黄丸と同様の使い方をおすすめします。

妊娠できる体に整える

体が整っておらず、妊娠に適していない時に使う漢方薬です。

痩せすぎによる不妊

消化吸収力を高める漢方薬が使われます。

  • 人参湯(にんじんとう)
  • 四君子湯(しくんしとう)
  • 六君子湯(りっくんしとう)
  • 香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

いずれも食欲がない人に使う漢方薬です。胃腸の調子が悪く少食なのはのは痩せ・冷えの原因なので、まず消化吸収力を高めて体重を増やします。

ただし、妊婦に良くない生薬を含むため、人参湯・六君子湯・香砂六君子湯は着床後は避けましょう。

貧血・栄養不良

以下がよく使われる漢方薬です。

  • 帰脾湯(きひとう)
  • 八珍湯(はっちんとう)
  • 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
  • 人参養栄湯 (にんじんえいようとう)

痩せすぎ不妊に使う漢方薬も有効ですが、それに加えて上記の漢方薬も有効です。人参養栄湯は妊婦に良くない生薬を含むため、着床後には使うべきではありません。

むくみ(による卵管の詰まり)

よく使われるのは以下です。

  • 柴苓湯(さいれいとう)

この漢方薬は余計な水分を出してむくみを解消しますが、不育症や習慣性流産にも効果があります。

肥満による不妊

肥満治療には、以下の2つがよく使われます。

  • 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
  • 大柴胡湯(だいさいことう)

防風通聖散は中性脂肪を減らす効果が確認されています。ただし、どちらも着床後には使うべきではありません。下剤の生薬である大黄(だいおう)が含まれているためです。

高プロラクチン血症・高テストテロン血症

よく使うのは以下です。

  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

芍薬甘草湯は、研究で高プロラクチン血症と高テストテロン血症に効果が確認されています。

きれいな生理を促す

経血を出し切って綺麗な子宮にするために、血行を良くする漢方薬が使われます。

  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  • 折衝飲(せっしょういん)

桂枝茯苓丸は子宮筋腫の治療にも使われます。ただ、ここに挙げた漢方薬は生理を促してしまうため、着床後に使うべきでありません。

自律神経失調症・ストレス

自律神経を整え、ストレス症状を和らげる漢方薬を使います。

  • 加味逍遥散(かみしょうようさん)
  • 女神散(にょしんさん)
  • 四逆散(しぎゃくさん)
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  • 香蘇散(こうそさん)

加味逍遥散は排卵前の女性ホルモン(エスオラジオール)を上げる効果があります。また、女神散は排卵機能を上げます。

ただし、着床後は女神散・四逆散・半夏厚朴湯・加味逍遥散は使うべきではありません。妊婦に良くない生薬が含まれているためです。排卵周期に合わせて使い分けましょう。

香蘇散は妊婦の風邪にも使えるので、問題ありません。

冷え

体の内部から温める漢方薬をよく使います。

  • 温経湯(うんけいとう)
  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃいうやくさん)
  • 人参湯(にんじんとう)
  • 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
  • 婦人宝 (ふじんほう)

血を補いつつ体を温めるものが多いです。ただし、妊婦に良くない生薬を含むため、温経湯・人参湯・当帰四逆加呉茱萸生姜湯は着床後使うべきではありません。

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多くの漢方薬をご紹介しましたが、大阪・加美漢方薬局では体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。 何でもお気軽にご相談下さいませ。


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