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漢方薬の正しい保存方法と使用期限について

漢方の保存方法

漢方薬の正しい保存方法や使用期限についてご存じでしょうか?
基本的に漢方薬は湿気に弱く、吸湿がひどい場合はカビが生えてしまうこともあります。
また漢方薬には使用期限があります。
使用期限を超えて服用しても効果が薄まっている可能性があります。
今回は、漢方薬の正しい保存方法と使用期限についてご紹介しましょう。

 

漢方薬の保存方法とは?

湿気が多いとパンやお餅などにカビが生えているのを見たことはあるでしょうか?
漢方薬が劣化する原因としては上記と同じく、湿気により微生物が活発になることが考えられます。
そのため、漢方薬を正しく保存するには湿気を減らすことが重要になるのです。
冷蔵庫に入れて保存するという方もいますが、湿度が高い冷蔵庫はあまりおすすめしません。
また漢方薬の包装の種類には分包・アルミシート・瓶詰め・パウチなどが挙げられます。
瓶詰めやパウチされている漢方薬は、残りの漢方薬に湿気を触れさせないよう服用の度にしっかりと栓や袋を閉じるようにしましょう。
分包されているものに関しては少し注意が必要です。
下記に分包に使われる素材別の正しい保存方法をご紹介します。

 

グラシン紙で分包している場合

漢方薬がグラシン紙で分包されている場合は、チャックが付いたポリ袋に入れていれば室温保存でも1ヶ月程度は保存できます。
ただ、すべての漢方薬がこの方法で保存できるというわけではなく、少し特殊な処方の場合は注意が必要です。
粉状の吸湿性が高い漢方薬だと同じように保存しても、気づいた時には「湿気によって粉が固まってしまっていた…」という場合もあります。

 

アルミ紙で分包している場合

アルミ紙での分包は吸湿しにくいという特徴がありますが、それでも包装されている粉状の漢方薬が固まってしまうこともあります。
この場合は何かの衝撃で分包紙に小さな穴が開いてしまい、その隙間から湿気が入ってしまったと考えられます。
もし軽く振ってみて、サラサラとした粉の音が鳴らなければ固まっている可能性が大きいと言えるでしょう。
固まってしまった漢方薬は処分するようにしてください。

 

水分含有量によって劣化スピードが変わる

乾燥された漢方薬の多くは劣化することがありません。
しかし湿気が高くなると色が変わったり、粉が固まったりすることがあります。
湿気の目安としては、漢方薬の水分含有量が7%を超えて、水分活性は0.5%を超えてくると微生物が活発になり始めます。
梅雨時に吸湿しやすい漢方薬をグラシン紙で保存しておくと、水分含有量の7%をわずか10日間ほどで超えてしまいます。
しかし、チャックが付いたポリ袋に入れておくことで30日間が経っても水分含有量は5%ほどに保たれるのです。

 

漢方薬に使用期限はある?

一般的に未開封の漢方薬では、使用期限が3~5年程度と設定されています。

ただ漢方薬は、症状や体質に合わせて処方が行われているため、処方当時と今の症状が変わっている場合もあります。
以前処方された漢方薬が残っている場合、再度服用することは避ける方が良いでしょう。
気になる方は、処方された薬剤師・医師に確認してから服用するようにしてください。

 

おわりに

今回は、漢方薬の正しい保存方法と使用期限についてご紹介しました。
グラシン紙で分包されている漢方薬も多いですが、この場合はチャック付きのポリ袋に入れての保存方法がおすすめです。
また、ほとんどの漢方薬の使用期限は3~5年だと言われています。
しかし、期限内であっても現在の症状に合っているかどうか不安な場合は、かかりつけの医師・薬剤師などに確認しておくと安心して服用ができるでしょう。
保存方法・使用期限を守って正しく服用し、漢方薬の効果を最大限に活かしてください。

 

 

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