加美漢方がおすすめするめまい改善薬膳レシピ
漢方ではめまいには主に3つの原因があると考えます。血の不足・三半規管のむくみ・自律神経の興奮です。それぞれ、漢方用語では血虚・水滞(水毒)・肝風と呼びます。それぞれの原因に適した薬膳を紹介します。ここで紹介する薬膳は、ほぼスーパーで売っている食材で作れます。

この記事の目次
立ちくらみがある(血虚)
血を補う食材を使います。また、補助に血を巡らせる食材を使います。
鮭のローズマリーソテー
材料
生鮭2切れ・塩適量・こしょう適量・ローズマリー(ホール)小さじ1・バター大さじ1
作り方
鮭に塩を振って20分おき、水分を拭き取ります。フライパンにバターを溶かし、ローズマリーを炒めて香りを出します。鮭を入れて両面焼き、こしょうで味を整えて完成です。
解説
鮭は血を補う食材で、消化も良いです。また、ローズマリーは補った血を巡らせる働きがあります。
マグロ煮物
材料
マグロ 200g・しょうが15g(ひとかけ)・料理酒大さじ3・しょうゆ大さじ2・砂糖大さじ2・みりん大さじ1
作り方
マグロは角切りに、生姜は千切りにします。鍋に料理酒・醤油・砂糖と生姜を入れて中火でひと煮立ちさせます。マグロを入れ、落としぶたをして5分煮ます。その後みりんを加え、落としぶたを外して5分煮て完成です。
解説
マグロは血を補う食材です。また、醸造酒(料理酒とみりん)は補った血を巡らせる働きがあります。
むくみがある(水滞)
余計な水を出す食材を使います。
アスパラガスの胡椒炒め
材料
アスパラガス1束・にんにく1粒・鶏ガラスープの素小さじ1/2・塩少々・こしょう小さじ1/3・サラダ油適量
作り方
アスパラガスは根元の皮をむいて一口大に切ります。にんにくはみじん切りにします。フライパンに油をしいてにんにくを炒めて香りを出し、アスパラガスも炒めます。火が通ったら鶏がらスープの素・塩・こしょうを入れて混ぜ合わせて完成です。
解説
アスパラガスは下半身の水分を出す食材です。こしょうは上半身の水分を取る食材となります。むくみには、上半身と下半身それぞれの水分を出す食材を同時に摂ると良いとされています。
白菜浅漬け山椒風味
材料
白菜1/4株・塩大さじ1/2・ごま大さじ2・山椒の粉適量
作り方
白菜は細切りにして塩を振り、5分おいてから水分を絞ります。ごまと山椒を加えて混ぜ合わせれば完成です。
解説
白菜は下半身の水を取る食材で、山椒は上半身の水分を取る食材です。
あずき茶
材料
市販のあずき茶
作り方
あずき茶を10〜15分煮出して完成です
解説
小豆の煮汁は利尿作用が強く、むくみを取るのにおすすめです。
興奮してめまいがする(肝風)
肝を安らかにする食材を使います。
クコの実入りカモミール茶
材料
カモミールティー・クコの実10粒
作り方
カモミールに熱湯を注ぎ、3分ほど蒸らしてお茶をいれます。できたお茶にクコの実を浮かべて完成です。お茶と一緒にクコの実を食べてください。
解説
カモミールは肝(自律神経)を安定させる食材です。クコの実は肝の血や潤いを補って肝を鎮めるのを助けます。カモミールはスーパーのお茶コーナーに、クコの実はスーパーの中華食材棚に置いてあります。
クコの実入りラベンダー茶
材料
ラベンダー・クコの実10粒
作り方
ラベンダーに熱湯を注ぎ、3〜5分蒸らしてお茶を入れます。できたお茶にクコの実を浮かべて完成です。クコの実はお茶と一緒に食べてください。
解説
ラベンダーは肝を安定させる食材です。クコの実も肝を鎮めるのを助けます。ラベンダーは通販などで手に入ります。また、カモミールとラベンダーはブレンドの相性がいいため、カモミールラベンダー茶にクコの実を加えるのもいいでしょう。
決明子茶(ハブ茶)
材料
ハブ茶
作り方
ハブ茶を5〜15分ほど煮出して完成です。
解説
決明子茶(ほとんどの場合ハブ茶の名称で売られている)は肝を鎮める食材です。また、目をスッキリさせる作用もあります。ハブ茶は、スーパーで売っていない場合はドラッグストアで手に入ることが多いです。
めまいの原因はひとつではない
同じめまいでも、他に出ている症状によって原因が異なります。原因に合わない薬膳を食べても効果はありません。大阪・加美漢方薬局では体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。 何でもお気軽にご相談下さいませ。
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