加美漢方がおすすめする肌荒れ改善薬膳レシピ
薬膳は漢方の考えに則って食材を組み合わせたものです。どの食材にも効能があり、目的別に食材を組み合わせて薬膳を作ります。ここでは、肌荒れの症状別に、手に入りやすい食材(スーパーで手に入る食材)を使った薬膳を紹介します。

この記事の目次
乾燥肌
薬膳は漢方の考えに則って食材を組み合わせたものです。どの食材にも効能があり、目的別に食材を組み合わせて薬膳を作ります。ここでは、肌荒れの症状別に、手に入りやすい食材(スーパーで手に入る食材)を使った薬膳を紹介します。
血を補う
レバーの赤ワイン煮(レーズンとクコの実入り)
材料
鶏レバー1羽分・赤ワイン100ml・レーズン20g・クコの実10g・生姜ひとかけ・醤油大さじ2・酢少々
作り方
鍋に赤ワイン・醤油・生姜・レバーを入れ煮立たせてから10分煮ます。酢でレーズンとクコの実を戻しておき、煮えたレバーの上に散らします。この料理には、ほうれん草のおひたしを添えるとさらに血を補う作用が上がります。
解説
レバー・レーズン・クコの実・ほうれん草は血を補う食材です。赤ワインと酢には血を巡らせる作用があります。血を補う食材を取るときは、補助として血を巡らせる食材を加えないと体中に血が行き渡りません。
イカと人参の炒め物
材料
イカ1杯・人参50g・薄皮付きピーナッツ10g・塩こしょう適量・料理酒大さじ1
作り方
鍋に赤ワイン・醤油・生姜・レバーを入れ煮立たせてから10分煮ます。酢でレーズンとクコの実を戻しておき、煮えたレバーの上に散らします。この料理には、ほうれん草のおひたしを添えるとさらに血を補う作用が上がります。
解説
レバー・レーズン・クコの実・ほうれん草は血を補う食材です。赤ワインと酢には血を巡らせる作用があります。血を補う食材を取るときは、補助として血を巡らせる食材を加えないと体中に血が行き渡りません。
卵と黒キクラゲの炒め物
材料
卵1個・黒きくらげ(生)50g・玉ねぎ1/4個・塩こしょう適量・鶏ガラスープのもと少々・ごま油適量
作り方
きくらげは一口大、玉ねぎは細切りにします。卵は溶いて塩コショウを合わせます。きくらげと玉ねぎをごま油で炒めます。火が通ったら鶏ガラスープのもとで味付けし、卵を入れてさらに炒めます。豚肉を加えると肌の潤いを補う作用が上がります。
解説
黒キクラゲと卵は血を補う食べ物です。また、玉ねぎは血の巡りを良くします。
乾燥肌かつ粘膜の乾燥もある
血が足りないと乾燥肌になりますが、粘膜も乾燥している場合は体の潤いが足りていないと考えます。潤いを補う薬膳で対処します。
潤いを補う
スペアリブと白きくらげの煮物
材料
水400ml・スペアリブ100g・鶏ガラスープ適量・山芋100g・酒大さじ2・塩適量・白きくらげ(乾物)20g・生姜ひとかけ
作り方
水・酒・薄切り生姜・塩・鶏ガラスープとスペアリブを鍋に入れ、柔らかくなるまで煮ます。白きくらげを水で戻し、山芋とともに一口大に切ります。鍋に入れて火が通るまで煮て完成です。
解説
豚肉・山芋・白きくらげは体を潤す食材です。豚肉の脂は特に肌の潤いに効果があります。
シミ・くすみ・クマ
漢方では、血行が悪いとシミ・くすみ・クマができると考えます。血行を良くする薬膳で対処します。
血行を良くする
ナスと玉ねぎのポン酢炒め
材料
ナス1本・玉ねぎ1/4個、ポン酢大さじ2、鶏ガラスープ適量・ごま油適量・あれば紅花ひとつまみ
作り方
ナスと玉ねぎは薄切りにし、ごま油で火が通るまで炒めます。紅花があればこのときに入れます。ポン酢と鶏ガラスープで味をつけて完成です。乾燥肌にも悩んでいる場合は、豚肉を加えるのがおすすめです。
解説
ナス・玉ねぎ・酢・紅花は血の巡りを良くする食材です。また、玉ねぎは気の巡りを良くする食材でもあります。血の巡りを良くしたいときは、血をめぐらせる食材とともに気の巡りを良くする食材を取ると良いです。気の巡りを良くするのは血を巡らせる補助となります。
チンゲン菜と玉ねぎの炒め物
材料
チンゲン菜2株・玉ねぎ1/4・鶏ガラスープ適量・ごま油適量・塩こしょう適量・あれば紅花ひとつまみ
作り方
チンゲン菜は一口大、玉ねぎは薄切りにし、ごま油で炒めます。紅花があればこのときに入れます。塩こしょうと鶏ガラスープで味を整えて完成です。
解説
チンゲン菜・玉ねぎ・紅花は血の巡りを良くする食材です。玉ねぎは気の巡りも良くします。
しそ納豆
材料
納豆1パック・大葉1~2枚
作り方
納豆に大葉の千切りを入れて混ぜます。
解説
納豆は血の巡りを良くする食材です。しそは気の巡りを良くし、体を温めて血行を促します。
補足:冷えで血行が悪くなっている場合もあります。その場合は、上の料理に長ネギ・生姜・山椒・花椒など体を温める食材を薬味として加えると良いです。
ニキビ・炎症
炎症は体の熱と考えて、熱を取る食材を使います。また、ニキビは血の不足・血の巡りの悪さも原因なため、上に紹介した薬膳も取り入れましょう。
体の熱を取る
れんこんとゴーヤのごま油あえ
材料
れんこん150g・ゴーヤ1/2・塩適量・ごま油適量・あればミントの葉5枚
作り方
れんこんを薄切りにし、湯通しします。ゴーヤは薄切りにして塩もみし、絞ります。れんこん・ゴーヤ・ミントをごま油と塩で和えて完成です。
解説
れんこん・ゴーヤ・ミントは体の熱を取る食材です。また、ゴーヤチャンプルーも体を冷やすゴーヤ・豆腐と、血を補う卵、潤いを補う豚肉が入っているのでおすすめです。
こんにゃくとごぼうの煮物
材料
ごぼう1/2本・こんにゃく1/2・油適量・水100ml・醤油小さじ2・砂糖小さじ2・みりん小さじ2・酒小さじ2・和風出汁(顆粒)小さじ1/2
作り方
ごぼうは乱切りにし、水にさらします。こんにゃくは表面をフォークで引っ掻いて傷をつけ、手で一口大にちぎってアク抜きします。油でごぼうとこんにゃくを炒め、水その他の材料を入れて弱火で25分に詰めて完成です。
解説
こんにゃく・ごぼうは体を冷やす食べ物です。また、こんにゃくには血の巡りを良くする作用もあります。
タンポポ茶
材料
タンポポ茶
作り方
市販のタンポポ茶を3分煮出して完成です。市販のタンポポ茶は根のみのものが多いですが、葉と根を煮出して飲めるとさらに良いです。
解説
タンポポは体を冷やし、皮膚の化膿を取る働きがあります。膿んで赤くなったニキビに使うと良いです。また、母乳の出を良くしたり、乳腺炎の炎症を抑えるのにも使われます。
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