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不妊症

【漢方で不妊治療】不妊症と生理の関係とは?

不妊症と生理の関係

不妊症は生理と関係していると考えられます。
不妊症と生理はどのような関係があるのかを知っておくのは必要なことです。
また、不妊症は漢方薬で改善することも期待できます。
ここでは、不妊症と生理の関係や、漢方薬がどのような状態を改善することができるのか等を紹介します。

月経周期をきちんとチェック

不妊症の判断については、一般的には避妊をせずに平均的なペースで性行為をして1年間妊娠しなかった場合、不妊症の可能性があるとされています。
女性の不妊症の原因はいくつか考えられますが、生理と不妊症も関係があるので、まずは月経周期をしっかりと確認することが大切です。
月経周期を確認することで、月経周期が長すぎる、短すぎるなどの異常がある場合、不妊症であるかが分かる場合があります。
24日以内に次の生理がくる場合や、前回から39日以上あくなどの場合、90日以上殆どこないという場合は月経周期が異常と考えられます。
24日以内に次の生理がくる場合には、排卵が起きていない可能性が高く、無理なダイエットをしていたり、逆に極端な肥満体型だったりする場合はこのようなリスクは高くなります。

また、生理の周期に異常がなくても、生理の出血量が多かったり、少なかったりする場合にも注意が必要で、量が多く期間が8日以上と長い場合にも婦人科系の病気にかかっている危険性があったり、2日以内と短い場合には排卵が起きていないサインであったりします。

異常と思われる生理とは

不妊症と生理は関係していると考えられますが、不妊症に関係する状態のひとつに異常と思われる生理があります。
異常と思われる生理は、頻発月経や周期が長い月経、過多月経や過少月経などです。
頻発月経とは、1ヶ月に2回や3回の生理がある状態です。
周期が長い月経の状態は、成熟期の女性で、周期が39日以上の長すぎる生理の場合をさします。
排卵があればそれほど問題はないものの、不妊症や無月経の原因になる場合があります。
過多月経は、生理の期間が8日以上続いたり、眠るのが怖いと思うほど月経の量が多かったり、レバー状のような大きな塊が出たりします。
出血して3日以内で生理が終わったり、2日目でナプキンの交換が必要なかったりするほどの少量の場合は、過少月経です。
無月経の前兆の症状で不妊症につながる可能性が考えられます。

月経不順が不妊症の原因になることもある

月経不順は不妊症の原因になる場合もあります。
不妊症とも関係があるように考えられ、生理不順を改善することも大切です。
生理は約1ヶ月の間隔で起こるもので、限られた日数で自然に止まる子宮内膜からの周期的な出血です。
正常な月経は25~38日周期で、6日以内です。
不妊に関係する周期には頻発月経や周期が長い月経などがありますが、それらをまとめて月経不順と言います。
不順の原因は、急激なダイエットやストレスによるホルモンバランスの乱れや不規則な生活も影響している場合があります。
生理があるため安心してしまう可能性もありますが、毎月あっても正常に排卵しているとは限らず、無排卵である可能性もあり、無排卵が原因で不妊症となっているという場合も考えられます。
日頃から周期を意識し、漢方薬などで月経不順を改善することも大切です。

月経不順の方に処方される漢方

不妊症に関係する月経不順は改善したいものです。
月経周期の異常による月経不順を改善する方法のひとつに漢方医学で漢方薬を取り入れる方法があります。

漢方医学では、月経不順は血のトラブルと関係が深いと考えます。
特に血の不足している状態と血の滞りの状態が多いです。
漢方薬での月経不順の治療は、血の状態を改善することです。
血の不足や滞っている血のトラブルは、多くの原因が考えられるため漢方薬も数多いです。
血が不足している状態が目立つ場合には、血を補う地黄や芍薬などが含まれた漢方薬を処方します。
血が滞っている状態が顕著な場合には、血を流す力が優れている牡丹皮、紅花などを含んだ漢方薬を処方します。
もともと胃腸が弱い場合には、血の不足や滞りが起こっている状態になりやすいため、その場合には、人参や甘草など消化器を元気にする漢方薬が処方される場合もあります。

おわりに

不妊症には生まれながらにして体が持つ生理周期が関係していることが考えられます。
さらにその周期に異常がある場合などの月経不順が原因となっていることもあります。
月経異常を改善する漢方薬も多数あり、血の巡りを良くするなど、血液に関するトラブルを改善するための漢方薬が有効とされています。
病気が原因なら西洋医学で治療する必要がありますが、不妊症の場合は漢方薬を検討すると良いでしょう。


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