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漢方薬

やる気が出ないときにおすすめの漢方薬

やる気が出ずぼんやりしてしまうのを、漢方では「気虚」(ききょ)と考えます。
気は体を温め動かすエネルギーですが、それが足りないとやる気も考える気力も出ないのです。また、やる気が出ないのに加えてイライラや落ち込みがある場合は、気が十分に体を巡っていない「気滞」(きたい)と考えます。
気虚によく使う漢方薬と、イライラ・落ち込みの気滞に使う漢方薬を紹介します。

やる気が出ないイラスト

気虚

胃腸が弱く食欲がない場合と、ある程度食欲がある場合で、使う漢方薬が異なります。

胃腸が弱く食欲がない

胃にもたれにくい生薬を使った漢方薬を使います。

四君子湯(しくんしとう)

胃腸の消化吸収力を高め、体に十分に栄養を吸収させて元気をつける漢方薬です。胃腸がとても弱く食欲不振な場合に向いています。

六君子湯(りっくんしとう)

四君子湯に胃の動きをよくする生薬を加えた漢方薬です。食欲不振で胃がもたれやすい人に向いています。

帰脾湯(きひとう)

やる気が出ずぼんやりしてしまい、夜はよく眠れない人に向いた漢方薬です。四君子湯に体力を補う生薬やサポートの生薬を加えた漢方薬で、体に元気をつけつつ眠りをサポートし、体を回復させます。

加味帰脾湯(かみきひとう)

帰脾湯に、のぼせやイライラにいい生薬を足したものです。やる気が出ず疲れているけれど、のぼせ・イライラはある、というときに使います。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

四君子湯に、体力を補う生薬や胃の動きをよくする生薬を足した漢方薬です。元気が出ず疲れていて食欲がない人に使います。気を体の上に持ち上げる生薬を含むので、元気が上半身に行って頭がしゃっきりします。

清暑益気湯(せいしょえっきとう)

補中益気湯を夏バテ用に改造した漢方薬です。元気が出ない・食欲不振などに対応しつつ、汗で出た体の潤いを補います。体を冷やす力もあります。

黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)

体力がなく汗をかきすぎる人に向いています。お腹を温めて消化器官の調子をよくする小建中湯という漢方薬に、体力をつける生薬、黄耆(おうぎ)を足したものです。消化吸収力を高めつつ、体を温めて元気にします。

食欲・胃腸に問題がない

胃腸に問題がないと、消化するのに少し力のいる生薬入の漢方薬が使えます。

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

気力体力をつける生薬を多数組み合わせ、気持ちをリラックスさせる生薬を足した漢方薬です。貧血にも使えます。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

気力体力をつける生薬を多数組み合わせ、気の巡りをよくする生薬と血の巡りをよくする生薬を足した漢方薬です。貧血にも使えます。

気滞

イライラや落ち込みがある場合は気滞です。気の巡りをよくする漢方薬を使います。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

不安・不眠・動悸がある場合によく使う漢方薬です。ある程度食欲があり胃腸に問題ない人向けの漢方薬です。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

柴胡加竜骨牡蛎湯の胃腸が弱い人向けバージョンです。下半身が冷えて上半身がのぼせる人に向いています。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

イライラ・落ち込み・のぼせがある人で、体力があまりない人に使う漢方薬です。気の巡りを中心に血行や水分代謝もよくします。女性の更年期や生理前症候群によく使う薬です。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

ストレスで喉になにか詰まったような感じがするときによく使う漢方薬です。胃の消化力を超えて食べすぎてしまう人に向いています。胃の動きをよくして体全体の巡りを整えます。

香蘇散(こうそさん)

気分がすぐれず体力がない人の風邪などに使う漢方薬です。シソやみかんの皮など、香りがよく体を温める生薬の力で体を整えます。

参蘇飲(じんそいん)

体力がない人の夏風邪によく使う薬です。気の巡りをよくするだけでなく、気力体力を補う生薬も入っています。

柴朴湯(さいぼくとう)

半夏厚朴湯に、ストレスや長引く風邪で調子が悪いときに使う小柴胡湯(しょうさいことう)を組み合わせた漢方薬です。喉になにか詰まった感じだけでなく、ストレス症状全般に効果を発揮するようになっています。

やる気が出ない人の体質と養生

やる気が出ない時、体を動かすと少し調子がよくなる人は気滞、体を動かすと余計疲れて調子が悪くなる人は気虚です。人によっては気虚かつ気滞の場合もあります。

気虚の人は、睡眠時間をたっぷり取りましょう。また、温かく消化によい料理をよくかんで食べましょう。気虚の人は消化吸収力が落ちて栄養が吸収できていない場合が多いため、消化によいものを食べることが大切です。バランスよく食べることが大事ですが、脂っこくなくあっさりした味付けの料理は消化によいです。
気滞の人は、軽く体を動かしたり、歌ったりしてストレスを発散しましょう。よい香りを嗅ぐことでも気の巡りがよくなるため、生活に好きな香りを取り入れるのもおすすめです。

なんとなくの体の不調は漢方薬局に相談しよう

検査しても原因がはっきりしないけれどなんとなく不調、という場合はあります。そういう状態を未病(みびょう)と呼びます。漢方は未病の治療が得意です。

多くの漢方薬をご紹介しましたが、お一人お一人の体質、症状によってお合わせする漢方薬は違ってきます。体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。 何でもお気軽にご相談下さいませ。


全国の皆様よりお電話でご相談承ります。お気軽にご相談ください。

加美漢方薬局

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