加美漢方ブログ
  1. HOME
  2. ブログ一覧
  3. コロナ後遺症(全身症状・だるさなど)に効果的な漢方薬のご紹介
記
漢方

ブログ

漢方薬

コロナ後遺症(全身症状・だるさなど)に効果的な漢方薬のご紹介

新型コロナウイルス後遺症に漢方薬は広く使われています。しかし、後遺症の症状は多岐にわたるため、使う人の症状と体質に合わせて漢方薬を使い分ける必要があります。ここでは、コロナ後遺症の全身症状・精神神経症状・その他によく使われる漢方薬を紹介します。また呼吸器症状と消化器症状の新型コロナウイルス後遺症については次回に解説します。

全身症状・だるさ(倦怠感、関節痛、筋肉痛、しびれ)

体力や血を補う漢方薬を主に使います。

補う漢方薬

生脈散(しょうみゃくさん)

気を補いつつ、体の水や潤いも補う漢方薬です。夏に熱中症予防や脱水予防によく使われますが、体の気血水のうち気と水が不足している人(疲れやすく粘膜の渇きがある人)に広く使えるシンプルな漢方薬です。

六君子湯(りっくんしとう)

胃腸に力をつけて消化吸収力を高めることで体に栄養を送り、体力をつける漢方薬です。食欲不振や食欲不振による体力不足によく使われます。

帰脾湯(きひとう)

消化器官と心に力をつけて、気力が出ない、ぼーっとしてしまう、などを改善する漢方薬です。食欲不振にも役立ちます。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

体力の不足、だるさ、食欲不振によく使われる漢方薬です。胃腸が弱すぎる場合は六君子湯や帰脾湯が向いている場合があります。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

気血を補う漢方薬です。胃腸に問題がない人の気力体力を補ったり、虚労を補って体力をつけたりします。

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

気血を補い、気持ちを落ち着ける漢方薬です。胃腸に問題がない人の気力体力を補ったり、虚労を補ったり、気持ちや咳を落ち着けたりします。

巡らせる漢方薬

体の巡りが悪くてだるさなどが出ている場合もあります。

五積散(ごしゃくさん)

体に溜まっている不要物や老廃物を出して巡らせる漢方薬です。胃腸を整え、体の冷えを取り、血の巡りをよくします。体に不要物がたまりすぎてだるさなどの全身症状が出ている人に向きます。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

体を温めつつ血の巡りをよくする漢方薬です。しもやけによく使われる漢方薬ですが、冷えて血の巡りが悪いことによる体の不調の多くによいです。

葛根湯(かっこんとう)

中程度以上の体力がある人の体の巡りの悪さに使われます。体を温めて体から冷えを追い出す薬です。体の中心の熱を使って体の表面から侵入する寒さを追い出す薬なので、みぞおちや下腹を触ってみて冷えている人には向きません。

精神神経症状(記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑鬱)

気の巡りをよくする漢方薬を主に使います。

四逆散(しぎゃくさん)

体力が強い人の、ストレス、胸の脇の張り、肩こりなどに使われる漢方薬です。ストレスで手足が冷えて、けれど体の中心は冷えていない人の体の巡りをよくするのに使われます。体力がない人が飲むとかえって体を冷やして調子を崩してしまう場合があります。

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

こじらせた風邪によく使う漢方薬です。体の冷えを取りつつ、熱っぽい部分を冷やします。体を温めて巡りをよくしたり、イライラやのぼせを取ったりする作用もあります。

柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

高血圧の不安、不眠、動悸によく使う漢方薬です。高血圧でなくとも、中程度以上の体力がある人の不安、不眠、動悸によいです。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

体力がない人の不安、不眠、動悸に良い漢方薬です。体力がなく、上半身はのぼせて熱っぽいけれど下半身は冷えている人に向いています。

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

気の巡りをよくし、イライラや怒りを和らげて沈める漢方薬の抑肝散に、胃を健康にする生薬を足したものです。夜泣きや認知症のイライラによく使います。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

体力がなく、のぼせがある人の体を温め、体の巡りをよくし、心を落ち着かせる薬です。不眠や脱毛にも使われます。

その他(脱毛、嗅覚・味覚障害、動悸・頻脈・浮腫、性欲減退・射精障害)

葛根湯加辛夷川芎(かっこんとうかしんいせんきゅう)

鼻詰まりによく使われる漢方薬です。体を温め寒さを散らす葛根湯に、血の巡りをよくする生薬と鼻に作用する漢方薬を足した薬なので、体を温めて血行をよくする作用もあります。

五苓散(ごれいさん)

体の水の巡りをよくし、水分吸収をよくして脱水症状を和らげたり、余計な水を出してむくみを取ったりする漢方薬です。脳のむくみにも作用するため、低気圧頭痛や二日酔い頭痛にも使われます。

八味地黄丸(はちみじおうがん)

老化防止に使われる漢方薬の六味地黄丸(ろくみじおうがん)に、体の中心を温める生薬と体を温め巡りをよくする生薬を足したものです。体に精力をつけたり、頻尿を和らげたり、前立腺肥大症の尿の出にくさに使われたりします。

新型コロナウイルス後遺症の治療

新型コロナウイルス後遺症の原因はまだ研究途中であり、はっきりしていません。

多くの漢方薬をご紹介しましたが、お一人お一人の体質、症状によってお合わせする漢方薬は違ってきます。体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。

何でもお気軽にご相談下さいませ。


全国の皆様よりお電話でご相談承ります。お気軽にご相談ください。

加美漢方薬局

Address. 大阪府大阪市平野区加美東3-17-16
Phone. 06-6793-0609
Open. 10:00-18:00
Holiday. 木曜・日曜・祝日