加美漢方ブログ
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漢方薬

不眠におすすめの漢方薬

不眠の女性

寝付けない、早く目が覚めてしまう、などには漢方薬がおすすめです。漢方薬は体のバランスを整え、翌朝に残らないという長所があります。新薬と漢方薬は併用頂けます。
漢方薬は症状や体質に合わせて使い分けることが大事です。不眠に使われる漢方を不眠の種類別に紹介します。

寝付きが悪い(入眠障害)

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)

不安があり、便秘がちで血行が悪い人に向きます。舌の裏を見て、静脈が赤黒く盛り上がっていたら血行が悪い証拠です。のぼせや高血圧に使われる漢方薬なので、体を冷やす生薬で作られているため、冷え性の人や体力がない人には向きません。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

高血圧だったり胃腸や頭が火照っていたりする人、のぼせて眠れない人の熱を冷まして根付きやすくします。体力がない人には向きません。舌を出してみて、白い舌苔や黄色い舌苔がついている人に向きます。

女神散(にょしんさん)

体力が中程度以上ある女性の生理痛や生理前症候群、産前産後の不調に使われる漢方薬ですが、気分の鬱々や上半身ののぼせにもよいので、体質が合う人の不眠にも使われます。もともとは刀傷を負った武士に使われた薬なので、体質が合えばストレス過多な男性にもおすすめです。

抑肝散(よくかんさん)

認知症で怒りっぽくなった人や子供の夜泣きによく使われる薬ですが、怒りっぽくイライラして眠れない人にいい薬でもあります。胃がもたれやすい場合は胃を動かす作用のある生薬が含まれる抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)が向いています。

酸棗仁湯(さんそうにんとう)

体力がなく、心身疲れ果てて逆に寝付けない人に向きます。疲れ果てて眠りすぎてしまうのにも使われる漢方薬です。胃腸が弱い人は、後で紹介する帰脾湯や加味帰脾湯がおすすめな場合があります。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

婦人薬として有名な漢方薬ですが、手足が冷えて眠れない人におすすめです。体力を補充し、血行と水分代謝をよくします。体質によっては、当帰芍薬散加人参、当帰芍薬散加附子が向くことがあります。

途中で目が覚める(中途覚醒)

加味逍遙散(かみしょうようさん)

イライラや落ち込みが強い女性の生理痛や生理前症候群によく使われる漢方薬ですが、似たような体質の人の不眠にもよく使われます。心の奥底に怒りを持っている人に向きます。

悩みなど精神的なもので眠れない

大柴胡湯(だいさいことう)

便秘がちで、イライラがあり、ときに高血圧な人向けです。背中のこりや肩こりがひどくて眠れない人におすすめです。舌を出してみて白い舌苔や黄色い舌苔が厚くついている人によいですが、体力がない人には向きません。便秘でない人には、大柴胡湯去大黄(だいさいことうきょだいおう。下剤となる生薬のみ取り除いた大柴胡湯)を使うことがあります。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

不安があり、時に動悸もする人の不眠に向きます。体力がある程度ある人向けです。便秘がある人に向きますが、体力があるけれど便通は特に問題ない場合は、下剤となる生薬(大黄)が入っていないタイプの柴胡加竜骨牡蛎湯を使うことがあります。

四逆散(しぎゃくさん)

体力がある程度異常あり、ストレス過多な人に向きます。上半身がのぼせるけれど手足が冷える人の体の熱の偏りを治し、ストレスを和らげて胃をスッキリさせます。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

体力がない人向けの漢方薬です。心配事が次々と頭に浮かんで眠れない、寝ても途中で目が覚めてしまう人に向きます。胃腸が弱かったりみぞおちが冷えていたりする人には向きません。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

柴胡加竜骨牡蛎湯が向いているけれど、胃腸が弱く体力がない人向けの漢方薬です。体の熱の偏りを治すので、寒気があるけれど熱っぽい場合によいです。

帰牌湯(きひとう)

心身ともに疲れて食欲がなく、時に貧血がある人の不眠に向きます。酸棗仁湯が向く人より胃腸が弱い場合が多いです。

加味帰牌湯(かみきひとう)

帰脾湯に体の熱を冷ます生薬を加えたものです。帰脾湯が向く人で、イライラやのぼせがある人に向きます。

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

子供の夜泣きやヒステリーに使われる漢方薬ですが、神経の高ぶりを鎮めるので不眠にも使われます。あくびが多い人、甘いものが欲しくて仕方がない人に向くことが多いです。この漢方薬を使うときは、お菓子などの甘いものは控えたほうが効き目がよくなると言われています。

イライラや落ち込み、ゲップ、お腹のハリで眠れない

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

ストレスや落ち込みがあり、胃の動きが悪い人向けです。喉に梅の種が引っかかったような感覚(梅核気、ヒステリー球)がある場合におすすめです。

柴朴湯(さいぼくとう)

半夏厚朴湯に小柴胡湯(しょうさいことう)という漢方薬を足した薬です。不安や動悸、喉のつまり感におすすめです。

香蘇散(こうそさん)

体力がない人向けの風邪薬ですが、胃腸の動きをよくし気分の閉塞感を晴らすので、不眠にも使われます。胃腸が弱くもたれがちな人の胸の塞がりや、頭痛やめまいにもよいです。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

イライラが強く便秘がちな女性の生理痛によく使われる漢方薬ですが、同じような体質の人ののぼせを取り、精神の高ぶりを和らげて眠りに導くのにも使われます。

まとめ

不眠に使われる漢方薬は数多くあり、症状や体質に合わせて使い分けられます。 何でもお気軽にご相談下さいませ。

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