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婦人科疾患

女性ホルモンの乱れと栄養不足は不妊へつながる

不妊症は女性ホルモンの乱れや栄養不足が原因となっていることも少なくありません。
栄養不足による不妊は女性だけでなく、男性も関わる重要な問題です。
なぜ不妊の原因となってしまうのか、その理由と予防法や解決策についてもご紹介します。

女性ホルモンの乱れが与える不妊への影響

ホルモン中枢をつかさどる脳の視床下部は、心や身体の影響をとても受けやすい場所です。

ストレスや栄養不足によって女性ホルモンが崩れ、分泌量の減少や生理の周期が乱れることがあります。
女性に多い食事制限をはじめとする無理なダイエットは、必要な栄養素が不足した状態にあるため生理トラブルになりやすいのです。
月経不順の原因となり、血行や筋肉、関節や自律神経系などにも影響を与えます。
血行が悪ければ卵巣の動きが低下し、さらにホルモンの分泌が悪くなるという悪循環に陥ってしまうのです。月経周期が乱れると上手く排卵ができなくなり、結果的に妊娠が困難な状態になります。

ホルモンバランスの乱れは栄養不足が原因となっていることも少なくありません。
不妊症に悩まれる方は食生活の見直しも必要になります。

女性ホルモンは食生活で整えられる

血や筋肉と同じように、卵巣のより良い環境や卵子と精子など、妊娠に大きく関わるものはタンパク質やビタミンなどの栄養素によって作られます。
特に女性ホルモンは卵巣から分泌されるため重要な役割を持っています。乱れた食生活は冷えや痛み、イライラなどのストレスを伴い、性腺刺激ホルモン自体の分泌が低下する原因になります。
性腺刺激ホルモンはホルモンの分泌を促しているので、性腺刺激ホルモンの分泌が低下すると妊娠する為に必要なホルモンの分泌も低下してしまいます。
なので、食生活を見直すことが自然とホルモンバランスを整えることにつながります。
さらに普段の食生活に漢方を取り入れることも良い方法です。

漢方には卵巣や黄体の機能改善に働きかけるものがあります。
食生活を整えることを基本とし、漢方の力を借りて自然に女性ホルモンを整えることができます。

栄養不足は男女共に不妊症への可能性が高くなる

不妊は女性だけの問題ではなく、男性も関係しています。栄養不足が女性ホルモンに影響を与えるように、男性の場合は健康な精子をつくりだせずに不妊へとつながることがあるのです。
特にタンパク質は皮膚や内臓、血液などの身体の細胞に必要不可欠な栄養素です。
また、ビタミンミネラルは細胞の生成の働きを助けます。
こういった栄養素が不足してしまうと男性は健康な精子、女性は健康な卵子が作られずに不妊症の可能性を高めてしまうのです。
さらに妊娠した後も栄養の偏りが続けば、胎児の発育環境にも悪影響を及ぼします。
早産や先天的な障害が生じてしまうこともあるのです。

食生活はすぐに変えることは難しいため、日頃から少しずつ意識して改善していくことが大切です。

接種が必要な栄養と方法を知って日常的に気を付ける

妊娠しやすい身体づくりにはバランスの良い栄養を摂取することが重要です。
例えば、大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、体内で女性ホルモンと似た働きをしてくれる栄養素です。
また、マグロやカツオには動物性タンパク質、ビタミンB6が豊富です。
タンパク質はホルモンを作る材料となり、ビタミンB6はそのバランスを整える働きを持つため摂取したい食品となっています。
ナッツ類やアボカドに含まれるビタミンEには、卵巣や脳下垂体に働きかけるので、ホルモンバランスを整えてくれる栄養素です。
アボカドには他にもマグネシウムやビタミンB、葉酸や食物繊維、カリウムなど豊富な栄養素が含まれています。
ただし、ナッツ類やアボカドには脂質が多いため食べ過ぎないように注意が必要です。
ひとつの食品だけでなく、バランスよく摂取することが大切です。

おわりに

男女ともに不妊改善に必要な栄養素をきちんと摂取できるように、食生活を見直すことが重要です。
また、漢方には不妊治療に対して本来の自然治癒力に働きかけるものがあります。
他にも不妊症に悩まれる方に超音波検査で卵胞の成長をチェックし、排卵日をより正確に判断するタイミング療法を提供している専門機関もあります。
妊娠しやすい身体づくりや環境を整えてあげることは、不妊への悩みを解決してくれるかもしれません。


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