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春は心身ともに不調になりがち!そんな時には漢方を!

春の不調

春の季節は気候も暖かく、過ごしやすい季節であると言われています。
そんな春ですが、一方では「心身に不調をきたしてしまいやすいのも春である」と言われているのです。
本記事では春が心身ともに不調になる理由や、その不調時に効果的な漢方についてご紹介していきます。

春は心身ともに不調になりがち?

「普段は寝つきが良い方なのに、なぜか春になると寝つきが悪くなってしまう…」という方も少なくないのではないでしょうか?
睡眠自体に影響はなくとも、「春になると心がざわついてしまう」という方も同様です。
これの原因として春の季節には、入学・卒業・入社、クラス替えや部署異動など新しい生活が始まる機会が多くあり、その生活に慣れないことへの不安感・緊張などが原因の一つに含まれています。
また、東洋医学の観点からしても、春は心のざわつき・体調や睡眠が不安定になってしまいやすい季節だと言われているのです。
ひどい場合には不安感やイライラに加えて、発熱・のぼせ・発汗しにくさ・喉の渇き・頭痛・動悸などの症状が引き起こされて、ますます不眠に陥ってしまうことも多いものです。
このような春特有の不調を引き起こしてしまう原因の一つが、気候の変化です。
冷たい空気が暖かくなって、暖かい空気の変化に身体が追い付いていかなくなってしまうのです。
また冬の季節に蓄積してしまった寒さを身体の外に追い出せずに、そのまま春の季節を迎えて薄着をするようになることで、蓄積された寒さが熱に転化してしまうのです。
この転化によって生じた熱も、この不調の原因に含まれているとされています。

春の季節に大切なのが「養生すること」

そんな春の不調の際に効果的なのが、「養生する」ということです。
具体的な養生とは、「起床時間を早めにすること」「心身ともにゆとりをもつこと」の2要素が挙げられます。
起床時間を早めにしておく理由は、春から夏の季節にかけて徐々に日の出の時間が早くなるためです。
また心身ともにゆとりをもつ理由としては、「草木の芽吹き」が強く関係しているのです。
草木が育つためには、成長途中で曲がってしまった場合でも無理やり矯正しようとはせず、自由にさせておくことが大切なのです。
それに従い、人間も春の季節はのびのびと身体の力・緊張をゆるめることが大切だとされているのです。
そのためには、身体に密着するようなタイトな服・帽子などを避けるようにすること、そしてストレスを感じてもできる限り気持ちを落ち着けるよう深呼吸を意識して行いましょう。

春の不調におすすめの漢方は?

そんな春の季節の不調におすすめの漢方をご紹介しましょう。

逍遙散(しょうようさん)

疲れ、精神不安といった精神神経症状、肩こり、便秘などの症状に効果がある漢方です。
加えて、冷え症・月経不順や月経困難・更年期障害・不眠症・神経症の症状にも有効だとされています。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

気分がふさぎがち、胃腸が弱い、咽喉や食道部分に異物感に加えて、動機やめまいなどを伴う不安神経症などの症状に効果がある漢方です。
加えて、神経性胃炎・せき・しわがれ声・つわりといった症状にもこちらの漢方が有効です。

おわりに

本記事では春が心身ともに不調になる理由や、その不調時に効果的な漢方についてご紹介しました。
春は入学・卒業・就職などさまざまなイベントがあることに加えて、気候の変化が大きい季節でもあるため、どうしても体調を壊してしまいやすいという特徴があるのです。
少しでも体調に違和感がある場合は、心身ともにリラックスすることを心がけてみてください。
もし不調が続く場合には、ご紹介した漢方の服用も検討してみてくださいね。


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