大阪の加美漢方薬局が選ぶ、かゆみ・湿疹におすすめの漢方薬5選

繰り返すかゆみや湿疹には漢方薬がおすすめです。皮膚の炎症(かゆみ)を鎮めるだけでなく、皮膚がじゅくじゅくして浸出液が多いものや、頭の湿疹ばかりひどくてかゆいものにも対応します。また、傷の治りを早める生薬を含んだものもあります。かゆみ・湿疹におすすめな漢方薬を紹介します。
この記事の目次
皮膚の赤みが強い
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
構成生薬:黄連(おうれん)・黄芩(おうごん)・黄柏(おうばく)・山梔子(さんしし)
全身の充血した炎症を鎮める漢方薬です。体力があって、のぼせたりイライラしたりする人に使います。黄連は精神・胃・自律神経などの熱を冷まします。黄芩は精神・肺・皮膚・腸の熱を冷ます生薬です。黄芩と黄連は、一緒に使うことで炎症を鎮める作用と止血作用が強まります。黄柏は腎臓や膀胱など下半身の熱を冷まします。山梔子は全身の熱を冷ます生薬です。
乾燥肌
温清飲(うんせいいん)
構成生薬:当帰(とうき)・黄連(おうれん)・地黄(じおう)・黄芩(おうごん)・芍薬(しゃくやく)・黄柏(おうばく)・川芎(せんきゅう)・山梔子(さんしし)
黄連解毒湯に、血を補う生薬を足した漢方薬です。血は、皮膚に栄養と潤いを与え、皮膚を治す働きがあります。黄連・黄芩・黄柏・山梔子は黄連解毒湯部分で、炎症を鎮めます。当帰は血を補い、精神と消化器官を滋養する生薬です。地黄は血と潤いを補い、自律神経と下半身を滋養します。芍薬は血を補い、筋肉のひきつりを和らげ、血行を促す生薬です。川芎は血行を良くして補った血を全身に巡らせます。
分泌物が多くてじゅくじゅくしている
消風散(しょうふうさん)
構成生薬:荊芥(けいがい)・防風(ぼうふう)・牛蒡子(ごぼうし)・蝉退(せんたい)・蒼朮(そうじゅつ)・木通(もくつう)・苦参(くじん)・石膏(せっこう)・知母(ちも)・当帰(とうき)・地黄(じおう)・胡麻(ごま)・甘草(かんぞう)
かゆみが強く、特に夏にひどくなる人に使います。荊芥と防風は炎症を鎮め、搔き傷を治す生薬です。牛蒡子は炎症を鎮めます。蝉退は炎症を鎮め、炎症による皮膚のただれを治す生薬です。蒼朮は皮膚のじゅくじゅくを乾燥させます。木通は膿を出して痛みを鎮め、また炎症による体の熱を尿を通じて排出する生薬です。苦参は炎症を鎮め、皮膚のかゆみを取ります。石膏と知母は体を冷やして炎症の熱を取ります。当帰と地黄は血を補い、体を潤して、皮膚に栄養を与える生薬です。胡麻も血と潤いを補います。甘草は各生薬の働きを調和させます。
化膿がある
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
構成生薬:独活(どっかつ)・防風(ぼうふう)・荊芥(けいがい)・柴胡(さいこ)・川芎(せんきゅう)・桔梗(ききょう)・茯苓(ぶくりょう)・甘草(かんぞう)・生姜(しょうきょう)・樸樕(ぼくそく)
炎症と化膿がある湿疹に使う漢方薬です。皮膚疾患に広く使います。独活は体を整え、体の余計な水分を取って皮膚のじゅくじゅくを防ぎます。防風は体を整え、炎症を鎮める生薬です。荊芥は炎症を取り、かさぶたを治します。柴胡は炎症を鎮め、精神を安定させる生薬です。川芎は膿を出し、良い香りで自律神経を整えます。桔梗は炎症を鎮め膿を出す生薬です。茯苓は体の余計な水を尿にして出し、皮膚のじゅくじゅくを防ぎます。甘草は炎症を鎮め、各生薬の働きを調和させます。生姜は汗をかかせて悪いものを追い出し、また胃を健康にする生薬です。樸樕は炎症と痛みを抑えます。
頭の湿疹・かゆみがひどい
治頭瘡一方(じずそういっぽう)
構成生薬:防風(ぼうふう)・連翹(れんぎょう)・荊芥(けいがい)・忍冬(にんどう)・紅花(こうか)・川芎(せんきゅう)・蒼朮(そうじゅつ)・大黄(だいおう)・甘草(かんぞう)
頭の湿疹やかゆみがひどくて便秘がちな人に使います。防風は頭と目の炎症を取ってすっきりさせる生薬です。連翹は腫れをとり膿を出します。忍冬は炎症を鎮め、かゆみやただれを鎮める生薬です。荊芥は炎症を鎮め、血の滞りを取って皮膚に栄養が行くようにします。紅花は血行を良くし、腫れを消し、痛みを和らげる生薬です。川芎は上半身の血行を良くし、他の生薬の働きを上半身に導きます。蒼朮は体の余計な水分を取って、皮膚がじゅくじゅくするのを防ぐ生薬です。大黄は炎症を鎮め、炎症による熱や老廃物を便として外に排出させます。甘草は各生薬の働きを調和させ、また筋肉のひきつりを和らげます。
炎症(かゆみ)と体の潤いの関連性
体の潤い(体液)が足りなくて体を冷やせず、炎症によるかゆみがなかなか引かないことがあります。そんなとき、熱中症に使う漢方薬が役立つことがあります。白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)は熱中症予防に使う漢方薬ですが、体液を補充して体を冷やすので、皮膚のほてりが強いかゆみに効くことがあるのです。
多くの漢方薬をご紹介しましたが、お一人お一人の体質、症状によってお合わせする漢方薬は違ってきます。大阪・加美漢方薬局では体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。 何でもお気軽にご相談下さいませ。
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