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加美漢方薬局が選ぶ、秋バテにおすすめの漢方薬5選

秋バテは、夏に元気と体液を消耗することで起こります。秋は乾燥の季節なので、夏に体液を失いすぎると秋の乾燥にもやられてしまうのです。漢方には、元気と体液を補う薬がたくさんあります。胃腸が弱い場合は胃にもたれにくい生薬のみで構成された漢方薬を使いますが、胃腸に問題ない場合は使える生薬の幅が広がることが多いです。秋バテにおすすめの漢方薬を紹介します。

気管支が乾燥して咳が出る

麦門冬湯(ばくもんどうとう)

構成生薬:麦門冬(ばくもんどう)・半夏(はんげ)・人参(にんじん)・粳米(こうべい)・甘草(かんぞう)・大棗(たいそう)

胃腸が弱く、空咳が出て乾燥肌の人に向いた漢方薬です。風邪による空咳にも使います。麦門冬は肺と胃を元気にし、体液を作り、肌粘膜に潤いを補う生薬です。半夏は胃を動かし、胃に溜まったものを下に送ります。また、半夏は麦門冬などで補った潤いを全身に巡らせる役割もあります。人参は元気を補い、また体液を作って体を潤す生薬です。粳米は元気を補って口の渇きを和らげます。甘草は胃腸を元気にして筋肉を緩める生薬です。大棗は胃腸を元気にし、精神を安定させます。

味麦地黄丸(みばくじおうがん)

構成生薬:地黄(じおう)・山茱萸(さんしゅゆ)・山薬(さんやく)・牡丹皮(ぼたんぴ)・茯苓(ぶくりょう)・沢瀉(たくしゃ)・麦門冬(ばくもんどう)・五味子(ごみし)

胃腸に問題なく、空咳が出て肌粘膜が乾燥している人に向いた漢方薬です。息切れにも使います。地黄・山薬・麦門冬は肌粘膜を潤し、気管支の乾燥による空咳を和らげます。山芋は、元気を補う働きもある生薬です。山茱萸は体を引き締めて補った元気が漏れ出ないようにします。五味子は粘膜を引き締めて体液が外に漏れすぎないようにする生薬です。牡丹皮は乾燥による体の熱を冷まします。茯苓は消化器官内の水分を吸収し、余計な水分は尿として出します。沢瀉は利尿作用がある生薬です。

とにかく元気が出なくてだるい

炙甘草湯(しゃかんぞうとう)

構成生薬:蜜炙甘草(みつしゃかんぞう)・人参(にんじん)・大棗(たいそう)・桂枝(けいし)・生姜(しょうきょう)・麦門冬(ばくもんどう)・阿膠(あきょう)・地黄(じおう)・麻子仁(ましにん)

胃腸に問題なく、空咳や動悸があり、皮膚粘膜が乾燥して乾燥肌や便秘がある人に向いた漢方薬です。頻脈や不整脈にも使います。蜜炙甘草は元気を補い、体の巡りを良くし、動悸を和らげる生薬です。地黄は体を潤し、乾燥による体の熱を冷まします。阿膠は体を潤し、血も補う生薬です。麦門冬は肺と胃を元気にし、体液を作って肌粘膜を潤し、体の熱を取ります。麻子仁は腸を潤して便通を促す生薬です。人参は元気を補い、体液も作ります。大棗は胃腸を元気にする生薬です。桂枝と生姜は協力して体の巡りを良くします。

麦味参(ばくみさん)(生脈散とも)

構成生薬:人参(にんじん)・麦門冬(ばくもんどう)・五味子(ごみし)

胃腸が弱く、汗がたくさん出て、口や喉が渇く人に使う漢方薬です。息切れにも使います。人参は元気を補い、胃腸も元気にして、体液を作ります。麦門冬は肺と胃を元気にし、体液を作り、体の熱を冷ます生薬です。五味子は肌粘膜をひきしめて汗の出過ぎを抑え、肺に働きかけて咳を鎮めます。また、五味子は麦門冬の体液を作る働きを強めます。v

清暑益気湯(せいしょえっきとう)

構成生薬:黄耆(おうぎ)・人参(にんじん)・陳皮(ちんぴ)・当帰(とうき)・甘草(かんぞう)・五味子(ごみし)・麦門冬(ばくもんどう)・白朮(びゃくじゅつ)・黄柏(おうばく)

麦味参に、元気を補う生薬や体を冷やす生薬を足した漢方薬です。胃腸が弱く、食欲がなく、口や喉が渇き、胸苦しくて息切れがする人に向いています。夏バテにも使う薬です。黄耆は元気を補い、汗の出過ぎを抑えます。人参は元気を補い、胃腸を元気にし、体液を作って渇きを癒す生薬です。陳皮は胃腸の動きを良くし、消化機能を高めます。当帰は血と潤いを補う生薬です。甘草は胃腸を元気にし、体全体に元気を補い、体液を作ります。五味子は肌粘膜をひきしめて汗の出過ぎを抑え、また肺を元気にする生薬です。麦門冬は肺と胃を元気にし、体液を作り、肌粘膜を潤します。白朮は消化器官を元気にし、消化器官に溜まった水を取って余計な水を尿にしやすくする生薬です。黄柏は体の乾燥による体の熱を冷まします。

体力と体液を補うのが大事

秋バテの原因は夏に元気と体液を消耗しすぎたことでおこります。

多くの漢方薬をご紹介しましたが、お一人お一人の体質、症状によってお合わせする漢方薬は違ってきます。大阪・加美漢方薬局では体質、症状を詳しくお聞きし、一番適した漢方薬をお合わせ致します。 何でもお気軽にご相談下さいませ。


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