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冬場の手足の冷えが辛い時におすすめの漢方は?

手足の冷え

毎年冬場になると、手足の冷えに悩まされるという方は多いのではないでしょうか?
手足の冷えによって調理時に水を使うのが億劫になったり、睡眠を充分にとれなかったりと辛いことが多いですよね。
そんな冷え性には漢方がおすすめであるということをご存知でしょうか?
今回は冬場の手足の冷えが辛い時におすすめの漢方について、冷え性を改善させる方法とあわせてご紹介していきます。

冷え性を改善させる方法

冷え性を改善させる方法についていくつかご紹介します。

食事の改善

食事の際には、冷たい食べ飲み物をできる限り避けるようにして、身体を温める効果のある食材を意識して摂取するようにしましょう。
身体を温める効果のある食材としては、肉類では羊肉、魚介類ではエビ、そのほかショウガ、サフランなどが挙げられます。
また「お酒をたくさん飲むと身体が温まる」と思われがちですが、これは逆効果です。
お酒のアルコールを摂取し過ぎてしまうと血管が拡張して、体内の熱が皮膚から放出されてしまうため、飲み過ぎはNGです。

適度に運動をする

「筋肉量が少ないため身体の熱を作り出すことができない」というのが、冷え性になる原因の一つです。
そのため普段の生活に適度な運動を取り入れるようにして筋肉を鍛えていき、冷え知らずの身体をつくっていきましょう。
また身体を適度に動かすことで、より睡眠の質も高まります。
ヨガやストレッチ、ウォーキングといったものは、普段身体を動かし慣れていないという方でも始めやすい運動なのでおすすめです。

入浴時はシャワーだけでなく湯船に浸かる

「入浴時はシャワーだけで済ませている」という方は要注意です。
シャワーだけでは身体を部分的にしか温めることができず、手足などの末梢の部分まで血が上手く巡りません。
そのため10分だけでも良いので、できる限り湯船に浸かって全身をバランス良く温めるようにしましょう。

漢方で改善することも!

漢方において、人の身体というものは「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つで構成されています。
人の身体の原動力となる「気」、全身の組織・各器官に栄養を与える役割の「血」、飲食によって取り入れられた水分で身体に潤いを与える「水」になります。
この3つは互いに影響し合っており、常にバランスを保っていると考えられています。
そんな漢方では冷え性の場合、不足した分の「血」を補って血流を改善し、余分な「水」を身体の外に出し、「気」の流れを良くして身体の冷えを改善していくのです。

手足の冷えが辛い時のおすすめ漢方

漢方にもさまざまな種類がありますが、その中でも手足の冷えが辛い時におすすめの漢方が、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」という漢方です。
この「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」は、身体を温めて熱を作り出す手助けをし、とくに冷えやすい手足などの末梢を温めていき、冷えの症状を改善させる効果があるのです。
「手足の冷えがなかなか治らない…」という方は、こちらの漢方を服用してみると良いでしょう。
また冷え性の症状だけでなく、頭痛・しもやけ・下腹部痛・腰痛・下痢・月経痛にも効果があるため、このような症状に悩まされている方にもおすすめです。

おわりに

今回は冬場の手足の冷えが辛い時におすすめの漢方について、冷え性を改善させる方法とあわせてご紹介しました。
冬場の手足の冷えはとても辛いもの。
「少しでも冷えの症状を改善させたい」と思う人は多いかと思います。
ご紹介した冷え性の改善方法を日頃から取り入れつつ、手足の冷えに効果的な「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」の漢方を服用されてみてはいかがでしょうか?


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