加美漢方ブログ
  1. HOME
  2. ブログ一覧
  3. 自律神経失調症
記
漢方

ブログ

うつ病・精神疾患

自律神経失調症

病院で「異常なし」と言われたその辛さへ。自律神経の乱れを漢方で整え、本来のあなたを取り戻しませんか?

はじめに:どこに行っても良くならない、その不安をひとりで抱え込まないでください

「朝、体が重くて起きあがれない」「突然の動悸やめまいに襲われる」
「常に不安で眠れない」「胃の不調がつづく」
そんな原因不明の体調不良に、日々苦しんでいませんか?

病院をいくつも巡り、さまざまな検査をしても返ってくるのは「どこも異常がありません」「ストレスのせいですね」という言葉だけ。
周囲からは「気のせい」「怠けている」と誤解され、誰にもこの苦しみを分かってもらえない孤独感に、心まで折れそうになっているかもしれません。

自律神経失調症の辛さは、検査の数値には現れません。しかし、あなたの体が発している悲鳴は紛れもない事実です。私はこれまで多くの「行き場のない不調」に悩む方々と向き合ってきました。これまで一人でよく耐えてこられたこと、その頑張りを心からねぎらわせてください。あなたの辛さは決して気のせいではありません。そして、諦める必要も絶対にありません。

漢方の視点:自律神経の乱れは「気・血・水」と五臓のバランスの崩れ

西洋医学では原因が特定しにくい自律神経失調症ですが、東洋医学(漢方)にはその乱れを紐解く明確な物差しがあります。

人間の体は「気(生命エネルギー)」「血(血液・栄養)」「水(リンパ液や水分)」の3つの要素が巡ることで健康を保っています。また感情や内臓の働きをコントロールする五臓(肝・心・脾・肺・腎)は、特に自律神経と深く関わる「肝(かん)」や「心(しん)」 の働きがストレスや過労、生活の不規則によって乱れることで、心と体に様々な不調が引き起こされると考えます。

例えばストレスで「気」の巡りが滞ると、イライラや喉の詰まり感(気鬱)、胃の不調が生じます。また、寝不足や心の酷使によって「気」や「血」が不足すると、脳や心がエネルギーや栄養不足になり、不安感や不眠、動悸が起こりやすくなります。
漢方は単に目の前の症状を抑えるためのものではありません。あなたの体の中で何が滞り、何が不足しているのか、その「根本原因」を見つけ出し、体全体のバランスを本来の調和のとれた状態へと優しく戻していくオーダーメイドの医学なのです。

当店のこだわり:あなたの「心と体の声」にじっくりと耳を傾けるカウンセリング

漢方専門薬局である当店が何より大切にしているのは、あなたのお話をじっくりと聴くことです。

初回のご相談にはあえて長めのお時間をいただいています。それは、今ある症状だけでなく、あなたのこれまでの歩み、生活環境、日頃のちょっとした心の癖の中にこそ、不調を紐解く大切なヒントが隠されているからです。

身体的な悩み、精神的な悩み、今お困りのどんな小さなことでも構いません、お話下さい。あなたの心に寄り添い、親身になってお聴きしたいと心より思っております。

これからの変化:オーダーメイドの漢方で少しずつ「私らしさ」を取り戻すステップ

あなたのためだけに調合された漢方薬を飲み始めると、体は少しずつ、しかし確実に変わりはじめます。最初に実感されるのは、多くの場合「よく眠れた」「朝の目覚めが少し楽になった」「少し前向きになった気がする」「お腹が空くようになった」というような、日々の小さな変化です。これは滞っていた「気」が巡り始め、体にエネルギーが満ち、血流が流れはじめたサインです。

そこからさらに歩みを進めると、最近、そういえば動悸がおきていないな。不安に振り回される時間が減ったな。と不調そのものを忘れている自分に気づくはずです。天気やストレスに振り回されず、自分の足でしっかりと立っている感覚。美味しいものを美味しいと感じ、大切な人と笑顔で過ごせる日常。漢方はあなたが生まれつき持つ自然治癒力を引き出し、一時しのぎではない、10年後も健やかでいられる体づくりをサポートします。

ここで自律神経失調症で当店に来られた方の事例をご紹介します。

「産後9ヶ月になりますがしんどくて子育てできません」
30代の女性です。必死の思いで、ご主人様と一緒にご来店されました。
「頭がふぁとして何も考えられない」と。本当にしんどそうで、目にも精気がありません。

辛い症状をお聞きすると色々あります。いつも不安で動悸と息苦しさと軽いパニックがある。逆流性食道炎で胃痛、むかつき、胸やけがあり食欲がない。便は2日に1回。不眠ときつい肩こり。お腹と手足が冷える。9ヶ月の赤ちゃんとあと2人。産後の疲労にもかかわらず3人の子育てを一生懸命されています。ストレスとオーバーワークで当然自律神経失調症をひき起こし、交感神経が興奮しています。

生命エネルギーが巡らず停滞(気滞)、次第にエネルギーも枯れて不足し(気虚)、血液や栄養も全身に補給できなくなっています(血虚)。肝と心と脾の働きが悪くなっています。

この方に合ったオーダーメイドの漢方薬をお飲みいただきました。

服用後40日:胃痛はとれ、少し食欲がでる。便が出やすくなり、少し眠りもよくなる。
服用後80日:胃のむかつきや胸やけがなくなり、さらに食欲がでる。以前に比べると症状は軽くなっているが、まだ不安で動悸と息苦しさが辛い。
服用後120日:胃の辛い症状はほとんどとれ、食欲がでて食事もおいしくなる。
表情が明るくなられ、目に精気がでる。
疲れも軽く、子育ても楽になり、パニックもでていない。お腹と手足の冷えもましに。
まだ少し動悸、息苦しさがあるので、さらに継続されております。

おわりに:もう一度、笑顔で過ごせる毎日のために。一歩を踏み出してみませんか?

自律神経の乱れに悩む日々は、出口の見えない暗いトンネルの中にいるように感じられるかもしれません。でも、どうか思い出してください。あなたの体は、あなたを苦しめるために悲鳴を上げているのではなく、これまでの無理を知らせ、守ろうとしてくれているのです。

「本当に漢方で良くなるのかな……」という不安もあると思います。それでも、もし「今の状況を少しでも変えたい」「もう一度、自分らしい笑顔を取り戻したい」と思われるなら、その勇気を私たちに預けていただけませんか。
当店は1977年より大阪で漢方専門薬局を開き、大阪府下や遠来の方々、今までたくさんの自律神経失調症で困る方々のご相談をお受けしてきました。経験は豊富です。また、自律神経失調症は漢方が得意とする分野なのです。必ず喜んでいただけるものと自負いたしております。

どうぞひとりで悩まずに。 まずは、まずは気軽な気持ちで、私たちにその胸の内をお聞かせ下さい。あなたの新しい健やかな毎日は、ここからの小さな一歩から始まります。

味好俊治

自律神経失調症に含まれる病気や症状をご覧ください。

患者様のお声

ご相談事例

ご来局前に優先予約をお願いしております。
優先予約のお願い

TEL:06-6793-0609

大阪市平野区加美東3-17-16
アクセスマップはこちら

自律神経とは

自律神経とは右脳と左脳の間の間脳にある視床下部や、背骨の中の脊髄から出ている神経です。
私たちの心臓が動いているのも、呼吸をしているのも、胃腸の消化活動も無意識にしています。

私たちが生きていくための基本的な働きを、脳は24時間、無意識のうちに自律神経を介してコントロールしています。 自律神経には緊張したときに優位になる交感神経と、リラックスしたときに優位になる副交感神経があります。

自立神経イメージ

交感神経の働き

交感神経は日中の活動時や緊張時に優位になる神経です。

  • 心臓の働きが活発になり、心拍が速まる。
  • 血管を収縮させ、血圧を上げる。
  • 気管支を広げ、呼吸を活発にする。
  • 胃腸の働きを弱め、消化活動を抑える(緊張時は空腹感がありませんね)。
  • 免疫系の白血球のうち、顆粒球を活発にする。

副交感神経の働き

副交感神経は睡眠中やリラックス時に優位になる神経です。

  • 心臓の拍動をゆっくりにする。
  • 血管を拡張させ、血圧を下げる。
  • 気管支を狭くし、呼吸を穏やかにする。
  • 胃腸を働かせ、消化活動を活発にする。
  • 免疫系の白血球のうち、リンパ球を活発にする。

自律神経失調症とは

このように交感神経と副交感神経は、脳の指令のもと呼吸器や消化器などの内臓をコントロールしています。
精神的ストレス、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れにより脳が弱ってしまうと交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。そうすると心と体がうまく機能しなくなり自律神経失調症と診断されます。検査をしても異常がみられない不定愁訴の多くが自律神経失調症になります。

自律神経失調症による体の異常

自律神経失調症では交感神経の働きが強くなり、副交感神経の働きが弱まります。それにより内臓の働きが盛んになり休息できないので、内臓は消耗していきます。

消化吸収力低下

交感神経の働きが強くなると緊張時の状態になるので、胃腸の働きが弱まり消化吸収力が低下し、胃もたれや便秘、下痢の原因になります。

血流障害

交感神経は血管を収縮するので、血液が流れにくくなり、血栓ができやすくなります。また、頭痛やめまい、耳鳴りが起こります。

動悸、息切れ

交感神経は心臓の働きを活発にするので、動悸や息切れの原因になります。

不眠

通常、夜は副交感神経が優位になるので心拍や血圧が下がり眠りのモードになります。しかし、自律神経失調症では交感神経の働きが強くなるので心臓や血管の働きが休まらず、眠っている間もエネルギーを消耗し、ゆっくり寝ていられなくなります。

活性酸素が増える

交感神経の働きが強まると、活性酸素という物質が多くできてしまいます。活性酸素は身体を酸化=サビさせます。また、体内の不要物を排出する副交感神経が弱まると、活性酸素も体外に排出できません。活性酸素が過剰になると細胞を傷つけ、動脈硬化やガン、認知症の原因となります。

免疫力低下

副交感神経は免疫系の白血球のうち、リンパ球を活発にします。リンパ球は体内に入ってきたウイルスや細菌等の異物を攻撃し排除します。 しかし、自律神経失調症で副交感神経の働きが弱まると、リンパ球の産生が低下し、免疫力が低下してしまいます。

起立性低血圧

自律神経失調症では立ち上がったり体を起こした時に急激に血圧が低下して、立ちくらみやめまいが起こります。これを起立性低血圧といいます。

自律神経失調症による心の異常

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、イライラや不安感、落ち込みややる気が出ないなどの症状が出ます。 うつ病やパニック障害などの精神疾患とは分けて考えられています。

幸せホルモン

自律神経のバランスを整えるのには、脳の疲労回復が必要です。脳の疲労回復に働く脳内物質がセロトニンです。セロトニンは幸せホルモンともよばれ、脳内を活性化し、不安を取り除きます。

セロトニンは朝に太陽の光をたっぷり浴びることで多く分泌されます。また、セロトニンの90~95%が腸でつくられています。 早起きして朝日を浴び、腸に良いお食事、適度な運動でセロトニンの分泌量を増やすことができます。

※参考図書;自律神経失調症を知ろう / 渡辺正樹

自律神経失調症に実績のある漢方薬

漢方薬には自律神経のバランスを整え、心と体の不調を改善する力があります。

特に生薬の柴胡には自律神経、内分泌を調整する働きがあるので、自律神経失調症にはこの柴胡が入った処方がよく使われます。

  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  • 抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
  • 四逆散(しぎゃくさん)
  • 柴芍六君子湯(さいしゃくりっくんしとう)

加美漢方薬局
味好俊治


全国の皆様よりお電話でご相談承ります。お気軽にご相談ください。

加美漢方薬局

Address. 大阪府大阪市平野区加美東3-17-16
Phone. 06-6793-0609
Open. 10:00-18:00
Holiday. 木曜・日曜・祝日

kamikanpou